一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2011- 初冬の便り

2020-11-30 | 生け花

 街の紅葉もすっかり終わり、散敷いた葉の上に 今はイチョウの葉がその黄色で 歩道を塗り替えています。

見上げれば、葉が半分ほどになった黄色の枝は 原始的な武骨な形を 青空をバックに拡げています。

  時折、舞い落ちる葉が 間もなく冬を告げる 手紙の様に͡弧を描いています。

11月も、今日で終わり。

 

 花材 ・紅みづき ・オンシジウム ・ヒペリカム ・葉ラン

 花器 ・スモーキー・ガラス花瓶

コメント

2011- Xmasの花は華やかに・・

2020-11-27 | 生け花

 ウイズコロナ、でも気分を引き立たせるような花々で せめてこの年の残り少ない日々を過ごしましょう。

心落ち着く、クリスマス・キャロルを聴きながら・・・

 

 花器 ・有田焼 青白磁器

コメント

2011- 11月 想花講座

2020-11-27 | 生け花

 街のXmasイルミネーションが輝き始めました。

コロナの嵐が吹き荒れているためか、イルミネーションの輝きが鈍いように思われるのは 気のせいでしょうか。

 そんな気分を吹き飛ばすような、華やかな今月の花材です。

 

 目が覚めるようなオンシジウムの黄色の流れを活かし 動きのある華やかなクリスマスに相応しい花になりました。

 

 花材 ・ダリヤ ・オンシジウム ・ヒペリカム ・赤みずき ・杉

 

コメント

2011- 散り紅葉

2020-11-23 | 生け花

 小春日和の一日、生け花の仲間と久しぶりの京都へ出かけました。目的は東寺の弘法市を訪れる事です。

骨董品やいろいろな物の店も開かれ、驚くほどの安価で売られていました。

 

 友禅染の布裂や和装の小物など どのような人の身を飾っていたのか日本の伝統的な物が 持主の手を離れ境内一杯に溢れていました。

折しも京都は紅葉の最中でやがて散り行き地上を彩っている 散り紅葉の様に 今一度買い物客の手に買い求められた古い物が その生活を彩る事でしょう。

 

 花材 ・山帰来 ・バンダ ・オーニソガラム ・ブルースター

 花器 ・アンティーク 炭入れ    敷物 ・・友禅布裂

 

コメント

2011- 石阪春生 追悼展を観て

2020-11-20 | 生け花

 昨年90才で逝去された、神戸洋画壇の重鎮 石阪春生先生の追悼展を拝見しました。

先生ゆかりの、ポートピアホテルのギャラリーには 30点程の作品が展示されていて その中に数点 今までの先生の筆使いとは異なる 作品がありました。

 色も線も柔らかなタッチのもので、聞くところによると最近の作品との事。長い間、私たちが見慣れて息が詰まるほどの精緻なタッチで描かれていた女性像に比べ 自身の心を解き放つような 柔らかな数点の作品は 先生の静かで穏やかな終末を感じるものでした。合掌・・

 

 花材 ・バラ ・オーニソガラム ・バンダ ・ブルースター

 花器 ・スモーキー クリスタル 器

コメント