一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2308- 遠雷

2023-08-23 | 生け花

 なかなか収まり切れない残暑の厳しさに、疲労の積み重ねを感じる毎日です。

雷鳴の轟く 東の空は雨雲が垂れ込めています。

 焼けつくような空気や街を 夕立が洗い流してくれないかな・・、

鉢植えの野牡丹は鮮やかな紫の色を見せて 夏の終わりが遠くないことを告げているのですが。

 

 花材 ・野牡丹

 花器 ・創作掛花入れ 馬川晴美作

 

 

コメント

2308-台風7号の置き土産

2023-08-19 | 生け花

 紀伊半島に上陸し、近畿を縦断した台風はノロノロと各地に甚大な被害を もたらして去っていきました。

二日振りに 台風から解放され散歩に出かけました。

 

 当地は35mほどの強風に見舞われ 街路樹があちこちで折れ 木の葉も歩道に散り敷いていました。

その中に、1m50ほどの大ぶりの泰山木の枝が 裂け目も生々しく転がっていました。

つい最近、大きな白い花を咲かせていたのを思い出しました。

 持ち帰って その艶やかな分厚い葉を愛でています。

 

 花材 ・泰山木の枝 ・けいとう ・スターチス ・カンガルーポー ・ドラセナ

 花器 ・有田焼 青白磁器

 

コメント

2308- 阿波踊り

2023-08-19 | 生け花

 4年ぶりに開催となった 徳島の阿波踊りをバスツアーに参加して見に行きました。

昼過ぎに神戸を出発し 帰省や行楽で西に向かう 車の混雑の中 会場へ向かいました。

 久しぶりに見る阿波踊りは やはり壮観で鐘の音に誘導されて 緩急の踊りの波が 押し寄せてくる様は圧巻です。

赤やピンクの手出しの女踊りの シンクロした動きは練習の賜物なのでしょう。

 外国人も多く来場していて、伝統的な日本の夏を堪能していました。

 

 花材 ・菊 ・リンドウ ・ドラセナ ・カスミ草

 花器 ・朱塗り器

コメント

2308- 夕暮れの港

2023-08-12 | 生け花

 陽の傾きが少しづつ早くなってきました。

昼間容赦なく照りつけていた太陽も 6時近くになると視界の中の海・山・街を 柔らかいピンクに染めて一日の終わりの近いことを知らせてくれます。

 入港していた超大型客船が キヤツチャーボートに導かれながら 出港の汽笛とともに 大勢の人の非日常を乗せて静かに 港を離れようとしています。

船内は華やかなディナーの始まりでしょう。

 私には平穏な一日の日常がありました。

 

 花材 ・スプレー菊 ・トルコ桔梗 ・カスミソウ ・ドラセナ

 花器 ・アンテーク ムラーノ花瓶

コメント

2308- 花ニラ

2023-08-12 | 生け花

 異常な暑さの今年の夏は、気を許すと暑さに負けそうです。

日々気を付けないといけないことは、多くさんありますが食事も大切なもののひとつです。

 この夏、頻繁に使う食材の一つは「花ニラ」、毎週マンションの前の広場で新鮮な野菜が販売される中に 初めて花ニラを目にしました。

平らな葉のニラは 今までにも良く食べていましたが 花の形も可愛らしく その味は美味。甘さも感じられるお気に入りです。

 洗ったのち3センチ位に切って 冷凍して置くと一つまみ みそ汁や野菜炒めなどに入れると美味しさが増します。

子供のころ、庭で鶏を飼っていてヒヨコが生まれ その中に元気がなくぐったりしているものに 小さく刻んだニラを糠と混ぜて口に入れてやると精気を取り戻していたことを思い出しました。

きっと、大人たちが教えてくれたのだと思いますが そんなスタミナ食に違いないニラは夏バテ予防の強い味方に違いないと今日も ニラを刻んでいます。

 

 花材 ・花ニラ

 花器 ・イッターラ社製 ガラス花器

 

 

コメント