一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1706- 思い出の 着物

2017-06-30 | 生け花
 古い衣類を片づけてます。その中に、子供の頃着せてもらっていた 絽の着物がありました。
百合の花の小紋柄の一枚は、姉からのお譲りで オレンジ色の花柄の涼しげな一枚は 私が着ていたものです。
 私が結婚する際に、母が縫い直して持たせてくれたものです。

着物としては、派手すぎますが洋服に仕立て直せば着れそうだと思って 百合の柄は私のワンピース、オレンジ色の花柄は妹のシャツブラウスにと思い 仕立て直して貰うことにしました。
 今まで、着物地にハサミを入れる事に とても抵抗を感じていましたが 戦後 上海から引き揚げの際 成長した娘たちに着せたいと 限られた量の荷物の中に これらの着物を入れてくれた 母の思いを大切にしようと 初めてこの様なことを思いつきました。

 花材 ・オリエンタルリリー ・小菊 ・スタ-チス ・カスミソウ
 花器 ・津軽ビードロ花瓶



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1706- 梅雨の晴れ間

2017-06-29 | 生け花
 梅雨の晴れ間の太陽は、初夏と言うより もう真夏です。
天気図を見ると、日本の南に横たわる 梅雨前線の微妙な上下で 降ったり照ったり 気まぐれな天気の神様の仕業です。

 花材 ・クルクマ ・ギボシ ・アガパンサス
 花器 ・ツバメ絵付 輪島塗り脚付花器

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1706- ヒアリ

2017-06-28 | 生け花
 港町神戸には海の向こうから、いろいろなものが入ってきます。
ヒアリの発見にはビックリ ! その生態を知れば知るほど、恐怖心が増します。

 ヒアリの見つかったコンテナヤードの近くの公園には、良く出かけますが 以後極力露出部分を無くして出かける事にしてます。
世界中の物流や人の出入りのあるこの時代には この様なことは避けられない事なのでしょう。特に、いろいろな事で解放されている港町の宿命でもあります。
 人も植物も、凶悪なアリも地球の大きなゆりかごの中では 皆 平等ですから・・・・。 でも ご用心ご用心

 花材 ・ギボシ ・マトリカリヤ ・ハイビスカス
 花器 ・絵付陶器ボール(バリ島製)



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1706- サクランボ

2017-06-27 | 生け花
 今年も、妹から頂き物のサクランボが お裾分けされました。
今までの、サトニシキに比べて大粒 そして赤い色も艶やか 早速一つ口に含んでみると かなり甘さが増しています。
最近の果物は、ほとんどが大きく立派で 甘みも増しているようです。
 サクランボに関しては、小粒で味も酸味の効いた可憐な感じの方が 私個人は好みです。
贈ってくださった方に感謝で、初夏の味を堪能します。

 花材 ・アガパンサス ・サクランボ
 花器 ・金属製創作花器 ・ワイングラス他

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1706- 水無月

2017-06-25 | 生け花
 梅雨の時期にしては、晴天の多い数日間でしたが このところやっと梅雨らしい日々が続いています。

久しぶりにお茶の教室に行きました。
 前回までは炉だったのが風炉となり、しつらえもすっかり この時期のものでした。
床の掛け花は、涼しげな蛇の目の籠に半夏生 とベンケイソウが生けられています。
 ホタル籠の様な、お菓子器に盛られた「濡れツバメ」との銘の薄緑のお菓子と 高校生の女の子が 点ててくれた 美味しい薄茶を頂きました。
今回も、昔の記憶を懸命に辿りながら「入子点」と言う とても初歩のお点前をお稽古しました。

 花材 ・アガパンサス ・くるくま ・ギボシ ・マトリカリヤ
 花器 ・有田焼 染付花器

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