一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2102- 春野菜の花

2021-02-24 | 生け花

 水曜日にマンションの前の広場で、店開きする野菜屋さんには 春野菜がいっぱいです。

その中に、一段と春の息吹を感じさせる野菜を見つけました。

 

 その名は紅菜苔 {こうさいたい)、赤紫色の艶やかな茎は奔放にカーヴしていて瑞々しく その太さの割には小さな菜の花の黄色が可憐です。

調理をする前に、クリスタルのガラス器に活けて見たくなりました。しばらく眺めて後、あく抜きをして 炒め煮にして夕食の一品にしましょう。

 春の味と 香りが楽しみです。

 

 花材  ・紅菜苔
 花器 ・クリスタル ガラス器

コメント

2102- 2月 想花講座 お雛の花

2021-02-23 | 生け花

 3月のお雛祭りに合わせて 花屋さんが桃の花を 配達してくれました。

直線的な桃の枝と、こでまりの柔らかい曲線のハーモニーが 幾つになっても嬉しいお雛祭りの 行事を華やかに彩ってくれます。

 今回は、掛花の練習もしてもらいました。

掛花の特徴の一つ、軽やかさが上手く表現できたと思います。

 

 花材 ・桃の花 ・こでまり ・スイートピー ・菜の花

 

 

コメント

2102- 女性 讃歌

2021-02-22 | 生け花

 女性蔑視と言う不愉快な言葉が 紙面やテレビ画面で踊っています。

先日、六甲アイランドにある 小磯良平美術館へ小磯良平展を観に行きました。古き良き、明治・大正・昭和を思わせる佇まいの この美術館には小磯良平氏のアトリエを北野坂から移築した一角があります。木造の窓枠やドアは 薄緑のペンキで塗られていて、神戸の街の異国情緒を感じさせます。

 その明るいアトリエで描かれた数々の女性像は、一人一人の生活感が溢れた作品です。その美しさや逞しさや品格を温かく見守って表現されていて 見る人を心地よくさせてくれます。

 我が家にも、舞妓さんを描いたエッチングの一枚がありますが、その清楚で利発な様子は 我が家の雰囲気を和ませています。

明治生まれの、この画家さんの女性讃歌と思われる筆遣いに心和まされたひと時でした。

 

 花材 ・オリエンタルリリー ・猫やなぎ ・レースフラワー ・シキミヤ

 花器 ・緑色花器

コメント

2102- 岬の早春

2021-02-20 | 生け花

 佐田岬.の知人からの春の便り、昨年九月に女の子が誕生して 新しい家族が出来ました。

お母さんの優しい眼差しで見た 成長の記録をアルバムにまとめた小冊子や 藍染のタオルやマフラー、裏庭で収穫したシイタケ等々 心温まる品々に 最近の何かざらつく気持ちも安らかになりました。

 藍染めの仕事、お子様の成長 増々楽しみが膨らむ事でしょう。

 

 花材 ・オリエンタルリリー ・トルコ桔梗 ・ブブレニュウム 

    ・桃の花 ・キンギョソウ ・フリージヤ ・スプレーカーネーション 

    ・透かし百合 ・スイートピー ・ミモザアカシヤ ・スキミヤ

 花器 ・ガラス花器 3個

コメント

2102- 春の花の香に 包まれて

2021-02-18 | 生け花

 朝から大きなぼたん雪の舞う、寒い一日でした。

妹の命日が近づき、一回忌の法要を行いました。

 色とりどりの花と お香の香りの中、御住職さんの読経が響き 心静かに法要を済ませることが出来ました。

事前に頂いた、心温まるお言葉や お供えの品々に感謝いたします。

 

 花材 ・春の花々

2丁目

コメント