一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1508- gradation

2015-08-29 | 生け花
 秋の終わり頃には、毎年庭師さんに 剪定をお願いするのですが その前に私の手に負える剪定をします。
初夏に、爽やかで豊かな草状の花を 楽しませてくれた 柏葉アジサイの葉が 背丈以上に伸びて グリーンから紅色までの 美しいグラデーション を見せています。来年の花を期待して、丈を詰めて風通しを良くしました。

 花材 ・柏葉アジサイ ・古木
 花器 ガラス花瓶 2個


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1508-大雨が運んだ涼風

2015-08-28 | 生け花
  久しぶりに、大雨に見舞われた岡山は 昨日までの残暑が一掃され 最高気温が 25度となりました。ほっと、一息。
このまま秋の涼しさが、訪れてくれると良いのですが・・・

 植えた記憶のない ユリが酔芙蓉の木の陰に ひっそりと二輪 花を付けています。色づき始めた、柏葉紫陽花と出会うと もう秋風の予感がします。
昨夜は、か細い虫の音も 庭から 聞こえてきました。

 花材 ・ゆり ・柏葉紫陽花
 花器 ・掛け花用竹籠 銘" 奴"


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1508- 三人三様

2015-08-15 | 生け花
 丹波焼の若い作家さんから、三人展の展示会のお知らせを貰ったので のぞいていました。三人三様それぞれに、古窯を継いでいく 若々しい気迫が感じられる作品で 楽しいものでした。
私の知人の作家さんは、若い年齢を感じさせない 完成度の高い作風で多分、茶陶を中心に創ることを目的にしているのではないでしょうか。
すり鉢形の、美しい鉢を3個 求めました。
 作品の中に、三人が合作で造ったお皿があって これまでの作家さんには考えられない発想にびっくりしました。

 花材 ・アレカヤシ ・千日紅 ・粟の穂 ・紅蔓
 花器 ・俵型花瓶



 三人合作の飾り皿
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1508-夏雲の行方

2015-08-15 | 生け花
 残暑が厳しく、蝉の声もあまり衰えを見せません。
でも、青空のキャンバスに広がる 雲の形は 威風堂々の夏の入道雲から変って 少しづつ 秋の気配を感じさせるものに変ってきました。

 花材 ・グラジオラス ・アレカヤシ ・粟の穂
 花器 ・白色花器






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1508- さとうきび畑

2015-08-15 | 生け花
 70年目の終戦記念日を迎えました。メディアでも沢山の特別番組が組まれ、皆が口を揃えて 平和を願う中 戦争の記憶を新たにしています。

元、ゼロ戦の戦士の方の言葉が 心に残りました。
 戦争の語り部が「今後少なくなって行くが たかが一世紀足らずの以前の事、語り部がいなくなっても 将来生きる人が正しく史実を学べば 伝わっていく筈だ。
三千年以上の前の事も、歴史として世界の人々は 学んでいるではないか」 との言葉。
 今でこそ大戦が、どの様にして始まり、その経過、終戦の事が語られています。正しい歴史の理解こそ、平和への道ではないでしょうか。

 戦後、反戦歌もいろいろありますが 沖縄戦を歌った「さとうきび畑」がいつ聴いても、私の心には一番 響きます。
特に"ちあきなおみ"さんが子供たちと歌っている曲が たんたんとした中に 深い悲しみが伝わってきます。" 風に 涙は乾いても、その悲しみは消えない ・・・ ♪  "

 花材 ・アレカヤシ ・粟の穂 ・千日紅
 花器 ・民芸籠


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