一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1802- 春霞の中で

2018-02-26 | 生け花
 神戸港の中の人工島にある 我が家のマンションは このところの暖かさですっぽり春霞の中に包まれています。
この幻想的な景色は、風のない日の朝方から昼近くまで続き 冬の乾いた空気から一変して 木立ちの芽吹きや 私たちの乾ききった喉にも しっとりと潤いを与えてくれます。
 今日も、朝から風もなく穏やかな一日になりそうなので 簡単なお弁当持参で近くの潮騒公園に続く キャンパスに出かけました。神戸港を一望するこの大学には、近くのホテルレストランが出店していて その昼食の安さと美味しさには 定評があります。私たちは、海辺でお弁当を食べた後 ケーキセットをこのレストランで頂きました。
 香り高いコーヒーと美味しいケーキに大満足・・・ 会計二人で940円でした。
春霞に煙った、対岸のポートタワーを後にして帰路に着きました。

 花材 ・チューリップ ・アルストロメリヤ ・カスミソウ
 花器 ・ブルー水盤







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1802- 春を奏でる チェンバロの響き

2018-02-25 | 生け花
 未だ、春浅い神戸の街も 日中は春の到来を思わせる 暖かい日となりました。
世界的に活躍している チェンバロ奏者、「ケネス・ワイス」さんのリサイタルへ行きました。
 県立芸術文化センターの神戸女学院小ホールは、こじんまりして チェンバロ演奏にはぴったりの会場でした。
瀟洒な黒と金の装飾的な脚の、赤いチェンバロが会場の中心に据えられ 四方からの照明の光を集めて 奏者を舞台へと誘います。
 演奏者によって奏でられる バッハを中心にした曲目は 地上の楽園を会場に演出していました。
鍵盤から、叩き出された揺らぐ音に 一足早く長閑で華やかな春を 満喫しました。

 花材 ・アルストロメリヤ ・チューリップ ・カスミ草 ・フリージヤ
 花器 ・白色花瓶





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1802- 百花繚乱

2018-02-22 | 生け花
 未だ春浅い平昌に、いろいろな花が 咲き乱れているかの様です。
フィギァスケートの女子個人戦は、いよいよ始まり ロシアのスケーターを始め 日本選手も氷上に 全開の花を咲かせています。

 激しい戦いの中に、大輪の花の競演を見るのは 私だけではないと思いますが 人の動きが紬ぎ出す 様々な美の世界に見とれています。
いよいよ明日は、フリーの競技のメダル決戦になりますが メダルの色に拘わらず 美しい演技を観戦したいと思います。

 花材 ・シンビジウム ・バラ ・フリージヤ ・スターチス ・インディアナ ・着色加工花材
 花器 ・着色ガラス花器



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1802- 怒った猫

2018-02-20 | 生け花
  平昌オリンピックで「怒った猫」のニックネームを持つ 小平奈緒さんが 氷上で追いかけて行って手にしたのは きれいな色のメダルでした。
 競技中の彼女からは想像できない、滑り終わった後の人間味溢れれる 優しい人柄は 彼女のスケートと共に 世界中の人の心をとらえた事でしょう。
  先日、勝利後の羽生選手が どなたに感謝の気持ちを伝えたいでしょう との問いに「家族です」と応えていました。人間らしい この答えに私は感動しました。

  アスリートとして成功する人は、人間としても成長していく素晴らしい人達ですね。清々しいレースと 心が暖かくなる平昌からの風を ありがとう。
 そしておめでとうございます。

 花材 ・バラ ・スターチス ・フリージヤ ・紅蔓
 花器 ・チェコガラス器

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1802- 晴明 降臨

2018-02-17 | 生け花
  日本中、いや世界中が注目していた 男子スケート競技で日本は 金銀のメダルを取ることが出来ました。
 特に、右足の怪我からの復活で 金メダルを手にした羽生選手には 驚きとしか言いようがありません。
  彼が氷上に降り立ち、笛の音に合わせて滑り始めた時 会場に陰陽師 、阿部 晴明が降臨したのではないかと思われる 不可思議な空気が感じられました。
 でも、滑り終わった後の 彼の晴れやかな笑顔は やはり23歳の若い日本男子でした。
   又、宇野昌磨くんも 素晴らしい演技でした。二人の天才が、努力をすることで凄い結果になったのでしょうね。おめでとうございます!

 花材 ・和水仙 ・シンビジウム ・オクラレルカ ・若松
 花器 ・信楽焼 すり鉢型器

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