一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2110- 季節の贈り物

2021-10-30 | 生け花

 秋の食材を求めて、元町の「野菜マルシェ」に行きました。旬の秋野菜が出ていて 大変な賑わいでした。

その一部に、売られている花のコーナーには菊を中心とした 秋の香り一杯の花々です。その中に、山帰来の蔓が売られていました。

 

 岡山にいた頃、この時期になると近くの雑木林や藪の中に分け入ってこの花材を採っていた事を思い出しました。

艶やかな赤い実の房は、枯葉色の木々の間に輝いていました。

 最近では、近くの山では見かける事もない様です。この貴重な花材を、二本買い求めました。

 

 花材 ・山帰来 ・雪柳 ・小菊

 花器 ・虫明焼 掛花器

コメント

2110- 色ずく街

2021-10-30 | 生け花

 朝夕の冷え込みで、街のあちこちで紅葉が始まりました。

数日前までは、薄紅葉でしたが 朝日の中でかなりその 紅の色が鮮やかになってきています。

 日本の四季の風景の中の美しさの一つは、コロナから解放された心を一層豊かにしてくれます。

 

 花材 ・雪やなぎ ・蘭(アランセラ)  ・スチールグラス

 花器 ・ブルーガラス花瓶

コメント

2110- ホットワイン

2021-10-27 | 生け花

 朝夕の冷え込みに、そろそろホットワインの季節かなと思い イケヤのフードコートに出向きました。

「ありました! 」、 毎年 見覚えのある赤いラベルが棚に勢ぞろいしていました。

香料の全てが入った、温めるだけで飲めるこのワインは 750ml 700円位の値段で 晩秋から冬の食卓の楽しみです。

 

 近畿地方に、木枯らし一番が吹いた日の 嬉しい買い物でした。

 

 花材 ・アンスリウム ・小菊 ・スターチス ・山帰来

 花器 ・フランス製 手作り篭

コメント

2110-朗読会会場への生け花

2021-10-25 | 生け花

 コロナの為、久しく会を開けなかった朗読会のメンバーがホテルのサロンで久々の会を開きました。

会場花を依頼され、メンバーや「四季によせて」と言うテーマにマッチした花をと思い 女性らしい雰囲気の花材を選びました。

 三人三様、しっとりとした語り口の中に 夫々花がキーワードになった内容で 私の花が多少は 役に立ったかな・・と思いました。

 

 久しぶりに外出着を纏った、人々で50席の小ホールは満席になり 開放感の中 豊かな時間を過ごしました。

 

 花材 ・オリエンタルリリー2種 ・スチールグラス ・雪柳 ・エリンジウム ・カスミソウ

 花器 ・アンティーク塗桶

 

 

コメント

2110- 夕空晴れて・・・

2021-10-16 | 生け花

 秋晴れの数日が続き、長かった残暑ともそろそろお別れ 傾きかけた夕日の中 観光も活発になってきたようで 海上にシルエットで見えるのは遊覧船の様です。

「夕空晴れて秋風吹き・・・」気持ち良い海からの風の中、思わず口ずさんでしまいました。

 でも、この穏やかな時も間もなく 大陸からの冷たい高気圧で 一気に季節が進むようです。

 

 花材 ・雪柳 ・オリエンテタル・リリー  ・透かし百合 ・カスピア ・ドラセナ

 花器 ・備前焼 蕪徳利

コメント