神戸に春を告げるイカナゴ漁が解禁になったニュースが流れました。まだ肌寒い毎日ですが、早春の便りは海からやってきました。各家庭の、ダイニング・テーブルも春の香りでいつぱいになるでしょう。
同じ花材を使って、花器と敷物を変えた 二つの作品を生けてみました。
花材 ・白い桃の枝 ・タマシダ
花器 ・空き缶 (応用花器) ・ガラス器
花屋さんで、その清々しさに思わず 白い桃の花を求めました。
ピンクの桃の花は、女の子の節句に相応しい福々しい可憐さを感じますが 白い桃の純白の蕾の中には 純真な少女の 真直ぐな眼差しが潜んでいるかの様です。
植物の柔らかい葉を型どった 有機的な感じの白い器に 一色で生けてみたくなりました。
花材 ・白い桃の枝
花器 ・白色陶器花瓶
夜明けが少しずつ早くなって、小鳥たちも早々と庭にやってきます。ひよ鳥も、数羽が群れになって 小さな鳥たちを追い出す様に 水浴びをしたり 私の植えた二十日大根の葉を食べたり 赤い実を見れば何でも食べている様子、その他 椿や未だ開かない梅のつぼみを突く メジロの家族。
赤茶色の特徴ある尾の動きで、木の梢で決めポーズをとるジョウビタキ。白・グレー・黒のモノトーンの美しい姿のセキレイ、そして賑やかな雀たち。春も真近と告げる鳥たちで、千客万来の朝です。
花材 ・バラ ・雪やなぎ
花器 ・琉球ガラス 掛け花用花瓶