一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1910- 岬の 秋の花々

2019-10-30 | 生け花
 佐田岬の自然は、秋が満載でした。
神戸から移住したkさんは、私の生け花の心を伝えてくれる人で移転後 生け花教室を始め生徒さんと共に 恵まれた自然環境の中で 生け花を生活の中の心の喜びの糧の 一つとされている様です。
 私と同行した、神戸のお花の生徒さんを含め 岬の方と四人で 生け花を楽しみました。
私達が宿泊した、リゾートの中のコテージは 明るいモダンなインテリアの設えで お花を飾るのに周りのロケーションも含め 最高の場所でした。

 近所の方のご厚意で 庭の沢山の花材を頂き、思い思いに 生け上った花の自然の香り一杯のリビングで 頂くコーヒーは旅の疲れも癒されました。






















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1910- 拓く

2019-10-27 | 生け花
 二泊三日で、愛媛県の佐田岬へ出掛けました。一年少し前に、神戸からこの地へ移住した 若いご夫婦のお宅への訪問が目的です。
お二人は、広い休耕地を借りて種から 藍を育てて藍染をする事に成功しました。

 長い岬の中ほどにある尾根にあるロッジ風のお宅から、車で10分位の処にその畑がありました。
かなり急な坂道を下って 到着した畑は四方を すり鉢状の雑木に囲まれた牧場跡地です。古い牛舎も残っていて、岬特有の強風から 雑木に守られた畑には 今年最後の蓼藍の可憐なピンクの花が育っていました。
 小雨に煙った、その花はとても幻想的に思われました。間もなく 次の季節のための種を収穫する時期だとのこと。

 一面、草に覆われていたであろうこの地を拓いて この花を咲かせたお二人の努力・信念に心から敬服の念と拍手を送ります。
畑の傍の、三つの甕で発酵を続けている 藍の液に頂いた「バンダナ」を入れて人生初めての藍染を体験しました。
 染め上がった、きれいな藍色に明るいお二人の未来を予感します。

 花材 ・鉄砲ゆり ・スプレー菊 ・ミニカーネーション ・カスミ草 
 花器 ・船形 ブルー水盤 敷物・・岬藍染のバンダナ



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1910- 山里のみやび

2019-10-21 | 生け花
 山里から届けられた花材は、眺めていると街のフラワーショツプで売られているものとは違い いろいろな夢を広げてくれます。
どんな処で咲いていたのか、どんな方がいつ 採取したのか・・などなど、想像が広がってきます。
 生け花用に、立派に育てられた花々とは違って その野趣の中に凛とした気品を感じます。

 花材 ・お茶の木 ・ほととぎす ・紅葵 ・段菊 ・吾亦紅
 花器 ・九谷焼 市松柄模様花器

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1910ー 古 径

2019-10-21 | 生け花
 清流のせせらぎの音が聞こえる 山路の斜面を 鮮やかな黄色で彩っているのは 季節の訪れを知らせる つわ蕗の花です。

 花材 ・つわ蕗 ・ほととぎす
 花器 ・中国製 黄交趾(きごうち)器

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1910- 秋草の 庭

2019-10-20 | 生け花
 野菜マルシェで見つけた「ホトトギス」と「吾亦紅」どちらも小振りで 色も淡い色です。
転居前の、家の庭で咲いていた 花々でした。
 毎年、小さな株の吾亦紅も律義に黒っぽい 赤い花を咲かせていましたね。
この秋も、咲き揃っているのでしょうか。

 花材 ・ホトトギス ・吾亦紅
 花器 ・朝鮮唐津 掛け花入れ

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