一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2203- 22世紀の兆し

2022-03-31 | 生け花

 神戸フェリシモ・ホールで内田樹氏の講演を聴く機会がありました。

思想家・武道家・教育者と言う肩書のこの方の話は 今、世界や我が国で直面し 未来にもつながる 人類の問題を考えるヒントとしては拝聴しました。

 その中で、日本社会の幼稚さを指摘されていましたが この点は特に 腑に落ちるところだったと思います。

 

ますます複雑になっ行く世の中に自分を見失う日々 少し背筋の伸びる2時間でした。

 

 花材 ・一重椿

 花器 ・創作掛花器 馬川晴美 作

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2203- 麗 人

2022-03-24 | 生け花

 咲き競う春の花の中で、やはり心惹かれるのは一重の紅椿でしょうか。

艶やかな緑の葉の中に、小さな紅の蕾を見つけた時 春を待つ心の高まりを感じます。

   重厚な花や 葉は春風に そよぐこともなく 静かに開花を進め 凛と自己主張をする姿は 紅のドレスを纏った 麗人のように思われます。

 

 花材 ・一重紅つばき 

 花器 ・アンティーク ムラーノ・ガラス器

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2203- 春眠、暁を覚えず

2022-03-22 | 生け花

 カーテンの隙間から漏れる光が、いつもより強く感じられて目が覚めました。

一時間オーパーの朝寝坊、一昨日受けた 整体の施術が かなり効いたらしく爆睡をした様です。

自分なりに、ストレッチも 朝夕の太極拳も 体のメンテナンスには気を使っているつもりでいても 年々気温や気圧、外からの種々のストレスに柔軟に対処する事が 難しくなっていて年齢を感じています。

 しかも、整体の効果が一日置いて出たことに 体の反応の鈍さを痛感しています。

 何をともあれ、気持ちの良い目覚めて「春眠,暁を覚えず」と言い訳をしながら遅れた朝食の準備にかかりました。

 

 花材 ・ブブレリウム ・ストック

 花器 ・アンテーク  ムラーノ・ガラス器

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2203- 春 到来

2022-03-21 | 生け花

 コロナの中での三度目の春を迎えます、全国の蔓延防止も いよいよ解除となり桜前線の北上が気になる頃です。

神戸の第四埠頭も 日本丸が寄港しました。

 

 理解に苦しむような戦火の中で、生きていれば良いと願って一刻一刻を暮らしている人に想いを馳せると 一刻も早い戦争の終結を願わずにはいられません。

黄色の花に託して、遠い異国のことを思います。

 

 花材 ・百合 ・スプレーカーネーション ・ミニ薔薇 ・土佐みずき ・ドラセナ

 花器 ・フランス製アンテイーク土鍋

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2203- おぼろ月夜

2022-03-20 | 生け花

 乾燥が続いた今日この頃、久しぶりに前線が近づいている模様で 窓を開けると湿気を含んだ空気が しっとりと感じられる 宵です。

見上げると 高い東の空に 満月に近い おぼろ月が 優しい光で街を包んでいます。

 先日の東北地震の被災地には、花おこしの春雨などと言うのも 憚れる気がします。

 

 花材 ・百合 ・土佐みずき ・ストック

 花器 ・ブルーガラス花瓶

 

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