一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2208- 野菜マルシェの秋草の花

2022-08-31 | 生け花

 久しぶりに元町の野菜マルシェに買い物に出かけました。

店頭には沢山の秋の花が並んでいました。街の花屋さんには、売られていない農家の庭先にあるような懐かしさ感じる花々でした。

 この花々が揺れている空には 秋あかね が飛んでいたのでは・・・。

 

 花材 ・秋草の花数種

 花器 ・木曽塗 ワインクーラー

コメント

2208- 朱夏の終わりに

2022-08-31 | 生け花

 時折吹く海風の心地良さが この夏の暑さが異常に厳しかったことを思い出させます。

8月終わりに、兵庫芸術文化センターでフラメンコ・ギターリストの沖仁さんのコンサートを聴く機会がありました。

 40代と思われる彼は、日本とスペインを往復してスペインで開かれたフラメンコ・ギター国際コンクールで優勝し、その他数々の活動をしている人です。

彼が爪弾き、叩き出すギターの音色は エネルギッシュに ある時は優しく センチメンタルに響き 会場にアンダルシアの風景を切り取って見せてくれました。

 彼の話の中で、地元の生活にどっぷりと浸かって その奏法と技法を真似てもどうしても身につかない フラメンコの魂を感じて 20年間過ごしたスペインを離れ 帰国し日本人のフラメンコ・ギターを世界に発信することに思い至ったと語っていました。

 先日亡くなられた森英恵さんも、パリで活躍した後 やはり日本文化の中で洋服を作るに至った事について 日本文化を忘れないことの大切さを 話されていたのを思い出しました。

 共演者のピアニスト・パーカッション、男女の踊り手も素晴らしく会場全員のスタンデング・オベーションもあり 朱夏の終わりの疲れ気味の体にエネルギーを吹き込まれる思いでした。

 

 花材 ・黄花コスモス ・百日草 ・オクラの実

 花器 ・アンティーク・ガラス花瓶

コメント

2208- 行く夏の思い出

2022-08-27 | 生け花

 コロナ下3年目の行動制限のない夏でした。

日本全国、お祭り・イベント・旅行 気を付けながら楽しんだ夏も そろそろ終わりに近づいてきました。

 待たれる秋、どんな事が待っているのか 夕日を背負って日傘をさして歩く自分の影が日増しに長くなって行くのを感じながら 爽やかな心温まる日々の 訪れを待ちます。

 

 花材 ・グロリオーサ ・スターチス 

 花器 ・壷屋焼 抱瓶 金城次郎作

コメント

2208- ハワイアン・ライブショウ へ

2022-08-23 | 生け花

 海外旅行もままならぬ この数年、外国の風を感じたくて久しぶりに 神戸メリケンパーク・オリエンタルホテルで開催されたハワイアン・ディナーとライブショウへ出かけました。

 会場の入り口を飾る、南国風の豪華な花や 色彩豊かなお客さんの服装など マスクをしていなければ コロナのことも忘れそうになる位 みんな高揚した雰囲気でした。

 2時間以上のハワイアン・ショウは 音楽フラなど 、制限の無い3年目の夏の夜の楽しい時間でした。

 

 花材 ・グロリオーサ ・カスピア ・アスター ・ドラセナ

 花器 ・白色花器 点景・・花飾りスリッパ

コメント

2208- 送り火

2022-08-17 | 生け花

 近くで雨が降っているのか、湿気をたっぷりと含んだ夕暮れ時 ベランダで送り火をしました。

今年、新盆を迎えた人々の顔が 次々と頭をよぎります。

 何故 お盆の期間だけ、亡くなった人の魂は地上に降りてくると考えられているのかと 変な疑問が湧いてきました。

今後も元気で、両親4名兄弟3名を又送れるようにと立ち昇る煙の行方に祈りました。

 

 テレビには、3年振りの大文字焼の松明の炎と爆ぜる音が 豪快に映し出されていました。

地球上のすべての戦いと病気で命を失った人の魂を鎮めているかの様です。

 

 花材 ・りんどう ・オリエンタルリリー ・ドラセナ

 花器 ・アンティーク ムラーノ花器

コメント