一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2106- 雨 音

2021-06-28 | 生け花

 降り止まぬ雨音を、ぼんやり聴いていると 心は落ち着いて忘れかけていた思い出が 次々と蘇ってきます。

子供の頃、下校時に急な雨が降られた時の頃を思い出しました。

 その頃の私の母は、家事・育児だけでなく 家業を手伝い 忙しくしていて 急な雨でも下校に合わせて傘を持って子供を迎えに来ることはありませんでした。

 運が良ければ、友達の傘に入れて貰ったり 濡れネズミで家に向かって走ったものです。

サラリーマンの家のお母さんが、小奇麗なエプロン姿で 校門に迎えに来てくれる友を 羨ましく思いました。

 夫とのたわいない話の中で小学生の頃母が、番傘を持って迎えに来てくれたのは嬉しかったけど 中学生頃になると恥ずかしかったと言っていました。

 今の彼は、外出の際には一年中用心深く 小さな折り畳み傘をショルダーに携帯しています。

 

 花材 ・アガパンサス ・インデアナ

 花器 ・輪島塗 脚付花器

 

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2106- さつき闇

2021-06-26 | 生け花

 夜まで断続的に降り続くさみだれは、梅雨が最盛期に入っている事を知らせています。

この時期、小川の辺ではホタルの乱舞が見られるのでしょう。

 先日、東京の某ホテルで人為的に放たれたホタルが人工的に作られた 霧が立ち込める庭園で 光を灯していると言う報道がありました。

なかなか ホタルに出合えない 都会の人々の癒しには大いに貢献していると思います。

 ホタルの時期に、野坂昭如の短編小説「火垂るの墓」を思い出します。アニメーションに映画化されたものを見て、涙を流すとは思いませんでした。

素晴らしい反戦作品ですね。

 

 花材 ・アガパンサス ・トルコ桔梗 ・どうだんツツジ

 花器 ・砥部焼 青白磁壺

 

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2106- 夏 至

2021-06-24 | 生け花

 梅雨の晴れ間の太陽が、一年中で一番エネルギーを発している時です。

植物達も、それに負けじと対峙しています。

 

  花材 ・すかしゆり ・桔梗ラン ・瑠璃玉アザミ ・紅花

    花器 ・砥部焼 染付器

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2106- 6月 想花講座

2021-06-24 | 生け花

 紫を基調にした、色彩強調の花材 梅雨時期の雰囲気を 表現した作品になりました。

 

 花材 ・どうだんつつじ ・トルコ桔梗 ・アガパンサス ・桔梗ラン

 

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2106- 緊急事態宣言 解除

2021-06-21 | 生け花

 6月21日から、再び蔓延防止が発せられました。

高齢者対象の、我が家の コロナ・ワクチン二回目の接種も済ませ 長い長い混沌とした 不安に満ちたトンネルの先に 少し明るい光が見えて来たようです。

 近くのホテル最上階のレストランも時短をしながら、点灯する様になりました。

市民生活も多少の制限もありながら 日常が戻りつつあります。

オリンピックを始め、いろいろなイベントが動き始めると 感染拡大となるのがとても心配されます。

 不安な日々の事を忘れず個々に律していきたいものです。

 

 花材 ・鉄砲ユリ  ・月桂樹 ・タマシダ ・小菊

 花器 ・黄瀬戸 花瓶

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