丸山ゴンザレスのクラウドファンディング『バックパッカー・シンドローム』に参加してみた

2025年01月12日 | 海外旅行

 初めて、クラウドファンディングなるものに参加してみた。
 
 クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集め、プロジェクトを実現させる仕組みのこと。
 
 吝嗇貧乏な自分には無縁なシステムだと思っていたが、この度ここにデビューとなったのだから、人生とはわからないものである。
 
 支援することになったのは、丸山ゴンザレスさんのプロジェクト。
 
 『バックパッカーシンドローム』という同人誌で、今は滅びかけているらしい、

 

 「日本人バックパッカー」

 

 という文化を文字として残すというものだ。
 
 テレビ番組『クレイジージャーニー』や、元受刑者から薬物の専門家など、幅広いゲストをあつかうYouTubeの『裏社会ジャーニー』などで有名だが、そんな丸山さんには、実はもうひとつの顔がある。
 
 それが「バックパッカー」だったということ。
 
 1990年代半ばから、2000年代前半にあった「海外(アジア)旅行ブーム」のど真ん中に青春を過ごし、
 
 


 『地球の歩き方』
 
 『深夜特急』
 
 『旅行人』
 
 『バックパッカーズ読本』
 
 『12万円で世界を歩く』
 
 『Gダイアリー』



 
 
 なんてワードを耳にすると、「なつかしい!」という声と同時に、
 
 
 「このせいで、人生を狂わされましたよ」
 
 
 苦笑するという、因果なオジサンたちのひとりであるわけだ。
 
 実際にマルちゃんが今のような仕事をするようになったのも、この「バックパッカー体験」の延長であるのだという。
 
 今回、このクラファンにお金を出したのは、まさに自分も同世代の「バックパッカー」だったから。
 
 自分の場合、当時の王道であった、
 
 


 沢木耕太郎深夜特急』か、蔵前仁一ゴーゴーインド』『ゴーゴーアジア』を読む。
 
  ↓
 
 タイインドをぶらついているうちに旅中毒にかかる。
 
  ↓
  
 地球の歩き方』や『旅行人ノート』片手にユーラシア横断



 
 
 というパターンからは、ややハズれていて、

 


 テニスグランドスラム大会目的で海外へ。

  ↓

 そこで「外国って、こんなオモロイんや!」と開眼

  ↓

 ヨーロッパを主戦場に、マグレブエジプトモロッコなど北アフリカ)にトルコというイスラム圏。

  ↓

 アジアはブームが終わってから。


 

 みたいな感じだけど、同時期に旅にハマり、ザックかついで世界を経めぐっていたのは共通するところ。

 ちなみに、アジアを後回しにしたのは近くいつでも行けるから、将来長い休みが取れなくなったときに行こうと思っていたこと。

 モロッコとか、遠いところを体力あるうちに行っておこうとか、あと強かったから、

 

 「今のウチに物価の高いヨーロッパを押さえておこう」

 

 という思惑もあったりとか。

 今のエグい物価高を考えると、結果的には成功だったかなーって感じだけど、当時は収入のほとんどを旅に突っこんて、いつもしてましたねえ。
 
 きっかけや場所、旅のスタイルは違えど、そこにはやはり「同志」という感覚はあるわけで、ノスタルジックな気分になり小口(最低金額の5000円)ながら参加してみることにしたのだ。
 
 スタッフも豪華で、まず編集長を担当するのが『バックパッカーズ読本』『Gダイヤリー』でおなじみの室橋裕和さん。
 
 執筆陣には、日本唯一のバックパッカー専門誌『旅行人』の編集長だった蔵前仁一さん。
 
 『12万円で世界を歩く』の下川裕治さんに、『グレートジャーニー 人類400万年の旅関野吉晴さん。
 
 さらには私も大ファンで、本をほぼコンプリートしている辺境作家高野秀行さんなど、レジェンド級の旅人がズラリと並ぶ。
 
 これは野球で言えばブライアントリベラデービスオグリビー藤井寺球場に集結するようなものである(←なんで例えが急に関西ローカルなのか?)。
 
 1冊5000円の本となれば、なかなかの値段だが、このラインアップを見れば、それだけの価値はあると見る。
 
 届いたら、またここで紹介します。楽しみ。
 
 


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