青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

悪魔の生命、誕生へ

2012年10月09日 | 短歌に政治や社会

ノーベル医学賞、iPS細胞の山中氏(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - goo ニュース

人間の知能なんて、浅はかなもの。
「こうすればこうなる、思い通りになる」というようになっても、自然の摂理はそんなものではない。
「正常と異常」は、表裏一体で、いつ何時反転するかわからない。反転して我々の期待通りにはいかなくなり、むしろ甚大な脅威になるなど思い通りにはならない。

元々「ノーベル賞」は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ ノーベルの遺言に従って創設されたが、しかしこのダイナマイト、硬い岩石などを砕く建設現場などの貢献のためではあったが、ところがこれが軍事兵器に転用され、大量殺戮兵器になってしまている。
これはキュリー夫人がラジウムから放射線を発見して受賞したが、これが元で原爆や水爆となり、一挙に何10万人もの人たちを殺戮するものに変わっている。
今度の「ノーベル医学賞」の対象となった「ips細胞」発見にしても、難病治療や不妊治療などに期待されると人類上げて賞賛しているが、しかしそう思い通りにはならず、いつ何時異変をもたらすかわからない。それは「原発」が「絶対安全安心」でなかったように、人間がしでかしている事には暴走がつきまとっている。
期待とは裏腹に、「悪魔の生命」が、誕生するかもしれないのである。

それにしても、こういうことでノーベル賞を受けながら、「いじめ、虐待、自殺」を防ぐ方とは見い出せないのが、浅はかとも言わなければならない人間の幼稚さである。
こんな賞の対象になることに予算や人員を用いるなら、どうしてこういう「いじめ、虐待、自殺」撲滅のために精根を傾けないのだろう。
「いじめ、虐待」に泣き、極め極まって「自殺」に追い詰められていく人たちこそ、哀れ・・・・・・・

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