柑橘類にもいろいろあれど、思い出の一品と言えば「ざぼん」。
小さい頃に親父がどこからか子供の頭ほどもありそうな見事なのを手に入れてきて、しきりに自慢していたっけ・・・(残念ながら、味は覚えていませんが)。
「実はざぼんと同じモノ。」と知ってから妙~に気になっていた「土佐文旦」。
走りの頃は結構高級品のようですが、最近は近くのスーパーで見かけるようになったのでひとつ買ってみました。
「土佐文旦」 @ OKストア。 ¥138。
大振りのグレープフルーツ大のを持って帰ると案の定、
「グレープフルーツ?」と、子供たち。
包み紙に書かれている通りにカットすると・・・グレープフルーツに近いが、より苦みばしった大人好みの香り?が立ち上がります。
グレープフルーツ(実は近い種類らしい・・です。)よりかなりしっかりした皮の下に分厚いワタがあります。
ひとつひとつの房は甘夏に近いかな。
中の薄黄色のツブツブが結構しっかりしていて果汁で手や周囲がベチャベチャにならないのも好印象。
果実は2/3美味しくいただきまして・・・
取り分けておいた1/3の果実と皮で・・・
夜中にジャムを煮る。
↑↑↑ 余談ながら、しばらく前から食エッセイで気になっていた作家に「平松洋子」さんがいらっしゃるですが、積ん読の中に「夜中にジャムを煮る」(新潮文庫)とのタイトルも・・・。
立派な厚みを誇る真っ白なワタをある程度こそげまして・・・皮は薄くスライス。
1/3の果実とグラニュー糖、水カップ1杯で煮ます。
(果実と皮で今回230gありました。この半量のグラニュー糖を入れます。ヨーグルトに付いているグラニュー糖が沢山あるんですが、一包8gで料理に便利。今回これを14包使用。)
本当はホーローの小鍋があると良いんですが、無いのでティファール。
アルミ製はちょっと危険かも。以前、ピクルス液を雪平鍋で煮立たせたら見事に穴があいて\(◎o◎)/ビックリ。酸の力侮り難し。
そうそう、ひとつポイントとして大切なのが「タネ」を取り除かないこと!
以前、朝日新聞の「ひととき」欄だったかな?種からジャムをゲル化させるのに必要な「ペクチン」がたくさん出ることを教えていただきそれ以来実行しています。
「夜のしじまのなかに甘美な香りが混じりはじめる。
暗闇と静寂のなかでゆっくりとろけてゆく果実を
ひとり占めにして、胸いっぱい幸福感が満ちる。」
by平松洋子
水分が煮詰まりはじめたら少し「レモン」果汁を加えます。
鍋底に粘り付き始めたら火からおろしタネを取り除きましょう。
熱湯消毒しておいた容器に移します。
粗熱が取れたら冷蔵庫へ・・・。
ヨーグルトにトーストに良し。
こういうのがあると朝食時の小さな幸せってなモンです・・・。
↓↓↓ ぜひ、ひと押しヨロシクね。
にほんブログ村
スーパーで金柑見つけたけど、カミサンはどうやって食うのか分からなかったらしいです。
なんだかなあ
「おふくろさんが作った金柑の砂糖煮・・・」って、今考えると凄く素敵ではありませんか!?
でも、確かにどうやって食うか分かりづらい柑橘類ではあります・・・ね。
多才な雰囲気で豊かな生活ですね。
ようこそいらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。
数年前から夜のオトコになってしまったので、独り遊びの時間が多くなってしまいました(涙)
また船でもヨロシクお願いいたしますね!