モロッコ6日目
フェズ観光。
ついにこの日を迎えてしまいました。
インド、エジプトと並んで「世界三大ウザい国」と言われるモロッコだけど、来る前からなんとなく、
その悪名の原因はフェズにあるような気がしてた。
実際、そのつもりで覚悟していったのでマラケシュでは拍子抜け。
サハラツアーでも、途中の街のボンボンキッズ(菓子くれ少年)やディルハムキッズ(金くれ少女)以外、そんなに気にならずにここまで来ました。
(キッズはたまに微妙な距離感でしぶとく追跡してくる子がいて、それが大人より不気味で怖かった)
同じような対応を日本でされたら「ウザっ!」「キモっ!」って感じると思うけど、自分の中に「モロッコだし」という覚悟とバイアスがあるので全然平気。
からのフェズ。楽しみだ。
8:30、とりあえず朝ご飯食べて・・・と思ったら、朝食は9:15とのこと。
食べずに軽くお散歩へ。
マラケシュでも思ったけど、モロッコの朝は遅い。
スーク=市(いち)って事だけど、朝早い市場とかじゃなくて、超過密商店街って事ですな。
早朝(と言っても8:30)のスークは、モーニングやってる地元民向けのカフェと、朝食用のパンを売ってるお店くらいしか開いてない。
生き物の仕入れもやってたよ。
てか結構寒い。
Tシャツの上からライトダウン羽織ってのお散歩。
宿に戻ってご飯を食べたら、いよいよガッツリ街歩き。
とりあえず10:00頃、マドラサ・ブーイナニアへ。10DH。
入り口におじいさんがいて「ガイドいる?」って聞かれたけど、英語も仏語もアラビヤ語も分からないので「ラ シュックラン(ノーサンキュー)」。
頼んだらお金かかるのかな〜?
相変わらず漆喰とタイルはすごい。けど、だんだん麻痺してきた。
あまりにも見所の建物同士が似てる。
それでも感嘆しながら写真を撮りまくる。
脇に10mくらいの回廊があったので入ってみると、早く来すぎたのか、まだお祈り用のカーペットが敷いてある。
さすがに踏み入る気になれずマゴマゴしてたら、おばちゃんが現れて片付けてくれた。
この後はどこをどう歩いたのか・・・。
早々に、地図を見る気も失せて、とにかく気の向くままに歩く。
歩き方に乗ってるメインの通り二本は、個人的には退屈。
特に南側のセギーラ通りは結構20世紀な感じで、趣を感じられない。
北側のケビーラ通りの方が、まだ雰囲気あったかな。
どちらにしても、個人的には川側に近づいた方が面白かった気がする。
ただ、川の近くのスークは一部回収されてて、古さやレトロ感を求めていくとキレイすぎる気も。
フェズのスークの高低差は思ったよりも、なかなかのものだった。
スークで売ってるものはマラケシュに比べると、全体的に見劣りする。
本当は友達にバブーシュとか買っていこうと思ってたけど、マラケシュのと比べると品質も見るからに微妙だし、店員さんの圧もすごいのでゆっくり選べなさそうで、けっきょく何も買わなかった。
お土産や買い物が好きな人はマラケシュで買うべし!
小さな路地でお菓子を売ってるお店がたまにある。
あまりにも喉が痛かったのでキャンディーを買った。1DHで5粒くれた。
ミントキャンディーは普通に美味しかった。
アッタリーン・マドラサは入らなかった。
途中で会った日本人が「ブーイナとかとも似てるし、入り口から覗いてみてから、入るかどうか決めてもいいかもよ」とアドバイスをくれて、実際に覗いてみて入るのをやめた。
この辺りは、人それぞれの旅のスタイルに合わせて選んでいけばよいかと。
ランチはルシーフ広場?の、カフェで。
ここで初めてパティスラを食べたけど、なかなか美味しかった。
歩き方には「高級店の前菜」って書いてあったけど、まさかオープンカフェで食べられるとは。
そして、前菜のくせにお腹にたまる。
ザウィア・ムーレイ・イドリスは、歩き方に載っているとおり、入り口からの見学のみ。
でも、結構よく見えるし、写真も撮りやすい。
そのすぐ近くのモスクも良かった。
あれはカラウィン・モスクだったのか?
ムスリムたちのリラックスコーナーになっている部分と、通りを挟んで真剣にお祈りしたい人エリア、その両方を入り口からだけど見ることができた。
リラックスコーナーには沢山人がいたけど、お祈りコーナーは誰もいない。
皆が満たされてるなら良いことだ。
その後もタンネリなど見学し、好きなだけスークを歩き回る。
18:00過ぎ、明日のシャウエン行きのバスを予約するためにバスターミナルへ。
詳しくは7日目のシャウエン編に書くけれど、一部のバスは旧市街のバスターミナルからも出てます。
詳細は巻末とかシャウエン編で。
新市街も見てみたかったし、宿の人や歩き方オススメのマリーン朝の墓地とやらにも行きたかったけど、ちょいと時間も押してたので、自分の旅のスタイル的には、名所巡りよりも、市井の人々の生活に触れたい!潜り込みたい!という気持ちが大きいため、ユダヤ人街・メッラハへ。
メッラハ、個人的にめっちゃ良かった。
人々は親しみやすいけれど、フェズ・エル・バディみたいなウザさは無い。
写真ウェルカムな人も多かった。
ユダヤ人街独特な街並みが並んでたり、賑やかな青空スークがあったり、メッラハならではの風景も楽しめた。
なにより、全体的に明るくてユーモアのある人が多いような気さくな雰囲気で、地元の人とも絡みやすかった。
ディルハムキッズたちw
メッラハに入り浸りすぎて、この日はこれで終了。
夕食は5DHのどんぶりスープでおなかいっぱい。
向かいのおじいちゃんがスープだけの自分を気の毒に思ったのか、パン分けてくれたw
宿はダル・エルリオという一泊80DHのドミに2泊でした。
チェックインすると、ミントティーを振る舞いつつ、地図をくれて、見所など教えてくれた。
女子部屋を頼んだつもりがミックスなのは、もう諦めた。
シャワー兼トイレが一部屋に1つ。
誰かがシャワー浴びてると、その部屋はトイレも使えなくなる。
てか、モロッコの安宿はシャワー兼トイレの宿が多数。
普通のトイレの個室にシャワーがついてるような感じで、シャワーとトイレの距離が近い。
便器びしょ濡れはデフォルトみたい。
ちょっと値段を上げると、広さが増したり、仕切りが付いてたり。
2段ベッドがけっこう低くて、1段目でぼやぼやしてると頭を打つ。
コンセントは各ベッドサイドにあり。
一階のラウンジから天窓までの吹き抜けがあって、その吹き抜けを囲むように部屋があり、吹き抜けに面して窓がある。
同室の白人たちは、その窓をあけたまま半裸みたいな格好で寝てるけど、自分には寒すぎて、ダウン着て寝る。
また、砂漠じゃ無いけど、こちらのドミも猫の出入り自由。
朝起きて、自分の足元で猫が暖をとってた時は、カワイイけど本当に焦った。
アレルギー持ちの方は要注意。
フェズ・エル・バディには940本の路地があるそうで、残念ながら全部は歩けなかった。新市街とマリーン朝の墓地も行けてない。
見逃したところも沢山あるけど、1日半の滞在でも思ったより満足できた。疲れてきてるだけかも?
それから、フェズでは「物を盗まれた」という日本人に2人遭遇。
一人はポケットに入れていたケータイをすられたとの事。
フェズのメディナの警察に行ったけど、新市街まで行かなきゃダメと言われて、めっちゃ面倒くさいけど、まあ、行くしかない。
もう一人は、翌日のバスか電車のチケットを買ったけど、これで大丈夫かな?と心配してたら、親しくなったモロッコ人が「確認してあげるよ。見せてみ」というので、確認してもらったものの、その後でクレジットカードが無くなっていることが判明。
雰囲気は旅慣れてそうな人たちだったけど、やられる時はやられるんだなぁ・・・とシミジミ。
フェズからシャウエンへのバスについて。
歩き方には「シャウエン行きは新市街から」と書いてあったけど、CTMの場合、最初の2本は旧市街のバスターミナルから出ます!
2016年GW時点では、旧市街のバスターミナルから7:30発と10:30発があった。
それより後のバスは新市街からとのこと。
前日に行って予約もできた。
席もその場で指定するので安心。
予約の時点で全額払うけど、荷物は当日に5DHとのこと。
バスターミナルには沢山のキオスクがあるので、腹ペコで行っても大丈夫。
ただし、自分は10:30のバスだったので、7:30のバスでもお店が空いてるのかは謎。
ってことで明日はシャウエン!楽しみだ。
旅の全体図はコチラ
フェズ観光。
ついにこの日を迎えてしまいました。
インド、エジプトと並んで「世界三大ウザい国」と言われるモロッコだけど、来る前からなんとなく、
その悪名の原因はフェズにあるような気がしてた。
実際、そのつもりで覚悟していったのでマラケシュでは拍子抜け。
サハラツアーでも、途中の街のボンボンキッズ(菓子くれ少年)やディルハムキッズ(金くれ少女)以外、そんなに気にならずにここまで来ました。
(キッズはたまに微妙な距離感でしぶとく追跡してくる子がいて、それが大人より不気味で怖かった)
同じような対応を日本でされたら「ウザっ!」「キモっ!」って感じると思うけど、自分の中に「モロッコだし」という覚悟とバイアスがあるので全然平気。
からのフェズ。楽しみだ。
8:30、とりあえず朝ご飯食べて・・・と思ったら、朝食は9:15とのこと。
食べずに軽くお散歩へ。
マラケシュでも思ったけど、モロッコの朝は遅い。
スーク=市(いち)って事だけど、朝早い市場とかじゃなくて、超過密商店街って事ですな。
早朝(と言っても8:30)のスークは、モーニングやってる地元民向けのカフェと、朝食用のパンを売ってるお店くらいしか開いてない。
生き物の仕入れもやってたよ。
てか結構寒い。
Tシャツの上からライトダウン羽織ってのお散歩。
宿に戻ってご飯を食べたら、いよいよガッツリ街歩き。
とりあえず10:00頃、マドラサ・ブーイナニアへ。10DH。
入り口におじいさんがいて「ガイドいる?」って聞かれたけど、英語も仏語もアラビヤ語も分からないので「ラ シュックラン(ノーサンキュー)」。
頼んだらお金かかるのかな〜?
相変わらず漆喰とタイルはすごい。けど、だんだん麻痺してきた。
あまりにも見所の建物同士が似てる。
それでも感嘆しながら写真を撮りまくる。
脇に10mくらいの回廊があったので入ってみると、早く来すぎたのか、まだお祈り用のカーペットが敷いてある。
さすがに踏み入る気になれずマゴマゴしてたら、おばちゃんが現れて片付けてくれた。
この後はどこをどう歩いたのか・・・。
早々に、地図を見る気も失せて、とにかく気の向くままに歩く。
歩き方に乗ってるメインの通り二本は、個人的には退屈。
特に南側のセギーラ通りは結構20世紀な感じで、趣を感じられない。
北側のケビーラ通りの方が、まだ雰囲気あったかな。
どちらにしても、個人的には川側に近づいた方が面白かった気がする。
ただ、川の近くのスークは一部回収されてて、古さやレトロ感を求めていくとキレイすぎる気も。
フェズのスークの高低差は思ったよりも、なかなかのものだった。
スークで売ってるものはマラケシュに比べると、全体的に見劣りする。
本当は友達にバブーシュとか買っていこうと思ってたけど、マラケシュのと比べると品質も見るからに微妙だし、店員さんの圧もすごいのでゆっくり選べなさそうで、けっきょく何も買わなかった。
お土産や買い物が好きな人はマラケシュで買うべし!
小さな路地でお菓子を売ってるお店がたまにある。
あまりにも喉が痛かったのでキャンディーを買った。1DHで5粒くれた。
ミントキャンディーは普通に美味しかった。
アッタリーン・マドラサは入らなかった。
途中で会った日本人が「ブーイナとかとも似てるし、入り口から覗いてみてから、入るかどうか決めてもいいかもよ」とアドバイスをくれて、実際に覗いてみて入るのをやめた。
この辺りは、人それぞれの旅のスタイルに合わせて選んでいけばよいかと。
ランチはルシーフ広場?の、カフェで。
ここで初めてパティスラを食べたけど、なかなか美味しかった。
歩き方には「高級店の前菜」って書いてあったけど、まさかオープンカフェで食べられるとは。
そして、前菜のくせにお腹にたまる。
ザウィア・ムーレイ・イドリスは、歩き方に載っているとおり、入り口からの見学のみ。
でも、結構よく見えるし、写真も撮りやすい。
そのすぐ近くのモスクも良かった。
あれはカラウィン・モスクだったのか?
ムスリムたちのリラックスコーナーになっている部分と、通りを挟んで真剣にお祈りしたい人エリア、その両方を入り口からだけど見ることができた。
リラックスコーナーには沢山人がいたけど、お祈りコーナーは誰もいない。
皆が満たされてるなら良いことだ。
その後もタンネリなど見学し、好きなだけスークを歩き回る。
18:00過ぎ、明日のシャウエン行きのバスを予約するためにバスターミナルへ。
詳しくは7日目のシャウエン編に書くけれど、一部のバスは旧市街のバスターミナルからも出てます。
詳細は巻末とかシャウエン編で。
新市街も見てみたかったし、宿の人や歩き方オススメのマリーン朝の墓地とやらにも行きたかったけど、ちょいと時間も押してたので、自分の旅のスタイル的には、名所巡りよりも、市井の人々の生活に触れたい!潜り込みたい!という気持ちが大きいため、ユダヤ人街・メッラハへ。
メッラハ、個人的にめっちゃ良かった。
人々は親しみやすいけれど、フェズ・エル・バディみたいなウザさは無い。
写真ウェルカムな人も多かった。
ユダヤ人街独特な街並みが並んでたり、賑やかな青空スークがあったり、メッラハならではの風景も楽しめた。
なにより、全体的に明るくてユーモアのある人が多いような気さくな雰囲気で、地元の人とも絡みやすかった。
ディルハムキッズたちw
メッラハに入り浸りすぎて、この日はこれで終了。
夕食は5DHのどんぶりスープでおなかいっぱい。
向かいのおじいちゃんがスープだけの自分を気の毒に思ったのか、パン分けてくれたw
宿はダル・エルリオという一泊80DHのドミに2泊でした。
チェックインすると、ミントティーを振る舞いつつ、地図をくれて、見所など教えてくれた。
女子部屋を頼んだつもりがミックスなのは、もう諦めた。
シャワー兼トイレが一部屋に1つ。
誰かがシャワー浴びてると、その部屋はトイレも使えなくなる。
てか、モロッコの安宿はシャワー兼トイレの宿が多数。
普通のトイレの個室にシャワーがついてるような感じで、シャワーとトイレの距離が近い。
便器びしょ濡れはデフォルトみたい。
ちょっと値段を上げると、広さが増したり、仕切りが付いてたり。
2段ベッドがけっこう低くて、1段目でぼやぼやしてると頭を打つ。
コンセントは各ベッドサイドにあり。
一階のラウンジから天窓までの吹き抜けがあって、その吹き抜けを囲むように部屋があり、吹き抜けに面して窓がある。
同室の白人たちは、その窓をあけたまま半裸みたいな格好で寝てるけど、自分には寒すぎて、ダウン着て寝る。
また、砂漠じゃ無いけど、こちらのドミも猫の出入り自由。
朝起きて、自分の足元で猫が暖をとってた時は、カワイイけど本当に焦った。
アレルギー持ちの方は要注意。
フェズ・エル・バディには940本の路地があるそうで、残念ながら全部は歩けなかった。新市街とマリーン朝の墓地も行けてない。
見逃したところも沢山あるけど、1日半の滞在でも思ったより満足できた。疲れてきてるだけかも?
それから、フェズでは「物を盗まれた」という日本人に2人遭遇。
一人はポケットに入れていたケータイをすられたとの事。
フェズのメディナの警察に行ったけど、新市街まで行かなきゃダメと言われて、めっちゃ面倒くさいけど、まあ、行くしかない。
もう一人は、翌日のバスか電車のチケットを買ったけど、これで大丈夫かな?と心配してたら、親しくなったモロッコ人が「確認してあげるよ。見せてみ」というので、確認してもらったものの、その後でクレジットカードが無くなっていることが判明。
雰囲気は旅慣れてそうな人たちだったけど、やられる時はやられるんだなぁ・・・とシミジミ。
フェズからシャウエンへのバスについて。
歩き方には「シャウエン行きは新市街から」と書いてあったけど、CTMの場合、最初の2本は旧市街のバスターミナルから出ます!
2016年GW時点では、旧市街のバスターミナルから7:30発と10:30発があった。
それより後のバスは新市街からとのこと。
前日に行って予約もできた。
席もその場で指定するので安心。
予約の時点で全額払うけど、荷物は当日に5DHとのこと。
バスターミナルには沢山のキオスクがあるので、腹ペコで行っても大丈夫。
ただし、自分は10:30のバスだったので、7:30のバスでもお店が空いてるのかは謎。
ってことで明日はシャウエン!楽しみだ。
旅の全体図はコチラ