読書日和

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日韓通貨スワップ協定

2011-11-23 23:45:02 | 政治
以前ニュースになった、日韓通貨スワップ協定の拡大。
野田総理が訪韓して、イ・ミョンバク大統領との間で合意しました。
その額、実に700億ドル(約5兆4000億円)。
日本側が韓国から通貨を融通してもらうことはまずないので、事実上日本が一方的に韓国に通貨を融通するための協定です。

これについては、色々な疑問があります。
代表的なものとしてまず第一に、なぜ世界的に見ても最悪の反日国家である韓国をそこまでして助けないといけないのか。
韓国というのは、メディアはさも素晴らしい国のように報道していますが、実態は極めて反日的な国です。
国を挙げての反日教育により日本人が大嫌いな人がたくさんいますし、当然のように差別されるという話もよく聞きます。
そんな最悪な国を、最大5兆4000億円も援助して助ける必要などないのではないかと(しかも韓国の場合、助けてもろくに感謝もしません)。
この感情は当然のものですし、実際私もそう思います。
しかし問題はそう単純でもなく、日本経済から見ると韓国を助けざるを得ない状況のようなのです。
韓国には多数の日本企業がいて、もし韓国が経済破綻するとそれらの企業も致命的な影響を受けることになります。
また、韓国に輸出している日本企業にとっても、あちらが経済破綻すると代金を払ってもらえなくなる恐れがあります。
これらを考慮すると、やはり助けざるを得ないのだろうなと思います。

第二に、今回の日韓通貨スワップ協定拡大ではIMF(国際通貨基金)を介していないこと。
2008年にも似たようなことがあったのですが、そのときは当時の麻生総理がきちんとIMFを介していました。
IMFは非常に厳しい取り立てをすることで知られていて、これを介していれば、融通したお金を踏み倒されるということはまずありません。
もし韓国が融通した分を返さなくても必ず取り返してくれると思います。
ところが今回の野田総理の場合はIMFを介していないので、融通したお金が本当に返ってくるのか不透明なところがあります。
なぜIMFを介さずに通貨スワップ協定を拡大してしまったのか、私はこれを非常に疑問視しています。
IMF介入ありでの拡大ならまだ納得していたのですが、介入なしで拡大してしまった野田総理の姿勢には不信感を持ちました。

第三に、韓国に対してのメディアの報道姿勢。
メディアはずっと「韓国は素晴らしい、経済も絶好調」と言っていました。
ところが実際の韓国は、経済崩壊の危機にあるのです。
そのため日韓通貨スワップ協定を拡大して日本に助けてもらおうとしています。
では、あの異常な韓国持ち上げ報道は何だったのでしょうか?
韓流ゴリ押しというより韓国そのもののゴリ押しという感じで、なぜか韓国絡みの報道は絶賛ばかりなのが気になるところです。
上記の最悪な反日ぶりと合わせて、実際の韓国がどんな感じなのかもっと報道するべきなのではと思います。
あと、野田総理が訪韓するときに「朝鮮王室儀軌」というのを手土産みたいな感じで持っていきましたが、メディアはあれをあまり問題視しませんでした。
なぜ、通貨スワップ協定を5兆4000億円に拡大して韓国を助ける側の日本が、手土産まで持ってへこへこしながらイ・ミョンバク大統領に会わないといけないのでしょうか?
なぜメディアはそれを疑問視しないのでしょうか?
何かおかしくないですか?

そんなわけで、私的に日韓通貨スワップ協定の拡大は止むを得ないとは思いますが、色々と納得いかない点もあります。
野田総理の外交姿勢には疑問を持ちましたし、メディアの報道姿勢にも疑問を持ちました。
ブログ、ツイッター等で情報を集めつつ、おかしな動きがないかよく見ていきたいと思います。