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※昨日作った靖国神社の桜のフォトギャラリーをご覧になる方はこちらをどうぞ。
昨日靖国神社の桜を見に行ったとき、まず拝殿で参拝をしようと思いました。
拝殿前は写真のように大混雑だったので、行列に並んで順番が来るまで待ちました。
そしてもうすぐ参拝できるかなというとき、私の後ろからある親子が話す声が聞こえてきました。
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「ここにはね、日本のために戦ってくれた人達が眠ってるんだよ。だから拝むときは”日本のために戦ってくれてありがとうございました”って、お礼を言うんだよ。自分のことをお願いするんじゃないんだよ。自分のことは他の神社に行ったときにお願いするようにしよう」
お父さんが、男の子にこう言って聞かせていました。
男の子はたぶん何のことか分かってはいないでしょうが、それでもこの神社ではお礼を言うんだなということは分かったのではと思います。
戦後66年が経ち、当時を知る人はかなり少なくなってきましたが、それでもこうして「感謝の心」は次の世代へと受け継がれていきます。
それはとても大切な、日本人が忘れてはならない心だと思います。
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私が桜を見に行ったこの日、おそらく戦争を知っているであろう高齢の方を何人か見かけました。
その方々はどんな心境で桜を眺めているのだろうと思います。
今年の1月に書いた「靖国神社にて、93歳の戦争体験者の言葉」の記事、たぶんこのおじいさんと同じようにみんな少なからず思うところがあるはずです。
こういった思いを少しでも汲んであげられるように、せめて日本のために戦ってくれた人達への感謝の気持ちは忘れないようにしたいですね。