
写真はJR有楽町駅前にて。
2007年、第74回日本ダービー優勝馬「ウオッカ」のモニュメントが設えられていました。
節目の第80回を迎えた日本ダービー(東京優駿)

この「競馬の祭典」、私はウインズ銀座で観戦。
勝ち馬の素晴らしい追い込みに涙しました。
結果は以下のとおりです。
1着 キズナ(優勝タイム:2分24秒3)
2着 エピファネイア
3着 アポロソニック
4着 ペプチドアマゾン
5着 ロゴタイプ
というわけで、単勝2.9倍の一番人気に支持されたキズナが見事に勝利

鞍上の武豊騎手は8年ぶりのダービー制覇にして、史上最多・5度目のダービー制覇

8年前の日本ダービーはディープインパクトで勝っていて、ディープはキズナの父でもあります。
本当に今回は感動の日本ダービーでした。
昨日はブログにこそ書いていないものの、ツイッターではキズナの応援ツイートをしていました。
hamakaze2010 明日の日本ダービー、昨年の有馬記念以来の馬券を買ってみようかと思います。武豊騎手のキズナに託してみたいです。毎日杯勝利の後、皐月賞をパスしてここを目指してきた臨戦過程も好印象です。たぶん武騎手にとっても最後のチャンス。勝ってほしいです。#keiba #競馬
hamakaze2010 ペースは平均より早めを希望。最内の1枠1番だし、この際インコースの後方待機で良いです。最後の直線で届かなかったらそれまでということで。アドマイヤベガの時みたいな勝ち方を希望します。思い切ったレース運びを期待したいです。#keiba #競馬 #日本ダービー
hamakaze2010 ちなみに #日本ダービー、G1出走歴のない馬の勝利となると2000年のアグネスフライトまで遡らないとないのですが、そのアグネスフライトも京都新聞杯を勝ってダービーに参戦し、見事栄冠を手にしています。キズナも京都新聞杯勝利からの参戦。頑張れ! #keiba #競馬
こんな感じで懸命の応援ツイートを展開していました(笑)
レースのペースは1000m通過が60.3秒と平均より早いというほどでもなかったですが、キズナのレース運びはまさに希望していたとおりになりました。
スタートを首尾よく切った後はすぐに後ろに下げ、道中はそのままインコースの後方待機。
インコースの経済コースなら距離的なロスなく走れるし、後方待機策も追い込みが武器のこの馬には向いています。
最後の直線が近付く第3コーナーの辺りまでは後方から3番手くらいのポジションに居たと思います。
そして迎えた最後の直線。
キズナは大外に行きます。
これも予想どおり。
このダービー、キズナが勝つとすれば後方待機で末脚を溜めてからの直線大外一気以外にないような気がします。
しかし、前を行く馬達もなかなか脚が鈍らず、捉えるのに苦労します。
残り200mくらいでようやく前との差が詰まってきたように見えました。
この時点でゴールまで残り200mを切っていて、届くのか!?と思い、必死の声援を送りました。
残り100mを切った時、キズナの脚がさらに加速したように見えました。
前を走っているのがどの馬なのかは全く見ておらず、とにかく届くのか!?届かないのか!?届け!!そんな心境でしたね。
そしてゴール寸前。
ついにキズナが先頭の馬を捉え、並び、わずかに前に出ます。
そしてそこでゴールイン。
記念の第80回日本ダービー、栄光のゴールを先頭で駆け抜けたのはキズナでした

この日本ダービー、キズナにはだいぶ思うところがありました。
それは何と言っても鞍上の武豊騎手。
ここ数年はめっきり冷遇されるようになり、主役の座からはすっかり遠ざかっていました。
誰の目にも武豊騎手に全盛期の輝きがなくなっているのは明らかでした。
結果が全ての世界なので仕方ないとはいえ、あまりに露骨な冷遇ぶりに悲しくなっていました。
そんな中巡ってきたのが、キズナという馬。
キズナと武豊騎手のコンビでGⅢ毎日杯、GⅡ京都新聞杯を連勝し、にわかにダービーへの期待が高まっていきました。
強い皐月賞馬(ロゴタイプ)もいる中まさか一番人気になるとは思いませんでしたが、同時にやはり武豊騎手に日本ダービーの一番人気は似合うなと思いました。
俳優、西田敏行さんの国歌斉唱が終わり、いよいよダービームードが最高潮になった時にはじわりと涙が浮かぶほどでした。
「今年の日本ダービーは僕の人生にとっても大きなレースでした」
レース後のヒーローインタビューで武豊騎手はこのように語っていました。
事実上の背水の陣ということではと思います。
本人もこれで駄目だったらこの先日本ダービーを勝つチャンスはもうないだろうくらいに思っていたのかも知れません。
一戦ごとにコンビとしての絆も深め、見事掴んだ栄冠。
これは後世に語り継がれる、素晴らしい日本ダービーだったと思います。
感動をありがとうと言いたいです

