今日は、シェイクスピアの戯曲を映画化した『ヴェニスの商人』を友人と観た。有名な古典戯曲だが内容をあまり詳しく知らなかったので観たいと思ったのだ。重厚な映像と音楽がなかなか渋く、ヨーロッパの歴史を垣間みれる映画だった。さすがにストーリーは戯曲らしいストーリーで、セリフもシェイクスピアらしいロマンティックな言葉が使われていて楽しかった。16世紀のヴェニスが舞台。裕福な商人アントーニオは友人のため、ユダヤ人高利貸しシェイロックに資金の援助を自分の肉1ポンドと引き換えに借金するが、破産してしまい人肉裁判にかけられるというストーリー。キリスト教徒の、自分たちの教えを正義とし、相手を悪とする圧倒的な力が怖かった。これは下手をすると、ブッシュが自分たちは正しい!と言い切りイラクに戦争を仕掛けた構図と似ている。日本に住む自分にはこんな宗教観は持ち得ていないが、こんなふうに一方的に迫害されては憎しみがうまれても当然と思ってしまう。そして、これは今のイラクにも当てはまらないだろうか?
この映画を観て感じたことは、他を認める、多様性を愛する、いろんな形を私たちは認め合って生きていくことがどうしてできないのだろうかということ。多様性こそが素晴らしいと思えたときに、初めて本当の平和がやってくるように思う。宗教もこの多様性を認め合うことがこれからもっともっと求められていくのではないだろうか?
この映画を観て感じたことは、他を認める、多様性を愛する、いろんな形を私たちは認め合って生きていくことがどうしてできないのだろうかということ。多様性こそが素晴らしいと思えたときに、初めて本当の平和がやってくるように思う。宗教もこの多様性を認め合うことがこれからもっともっと求められていくのではないだろうか?