晴れの日曜日!雪が降ってからずっとしたかったこと。それは“かんじき”をはいての山歩き。昨日は雨が降ったので雪もだいぶん溶け出した。それでも近くの山ではまだ山道に1m以上の雪が積もっている。道路の端に車を止めて山道を歩くと、人がいるのに気にもとめずにコゲラがすぐそばで幹をつついている。シジュウカラやヤマガラ、エナガの混群もいる。ヒヨドリはピーヨピーヨといつもどおりにぎやかだ。ソリ遊びに興じ始めた子どもたちを置いて一人歩き始めた。雪が重いのでかんじきで歩くのもコツがいる。雪に足を取られて転んだりしながらも歩く。雪の上には野ウサギやテンの足跡、糞が残されている。白い雪の上に、イイギリの大きな赤い実やカラスザンショウなどの小さな実などいろいろな実が落ちていて見ていると楽しい。歩き疲れてもう戻ろうとUターンしようとした時、目に入ったのは雪の上に鳥の無数の羽。大雪でエサを食べるのもきっと大変。その中で、きっと天敵に襲われて命を奪われたのだろう。しばらくたたずんでその雪痕を眺めた。少し離れたところから、モズの鳴き声がキィーキィーと甲高く聞こえた。
(写真は雪の上に散乱していた羽毛)
(写真は雪の上に散乱していた羽毛)