この地球のどこかに、まだ文明社会から遠ざかり生活している人たちがいるのを知ったのはいつの頃だったか・・。日本ではもう伝説にしかなっていない生活を、ロッキー山脈で狩人としてずっと生きてきた主人公ノーマン・ウィンター(実存の狩人)。そんな生活を見てみたくて映画館に行った。実際に起こった出来事を再構成して作ったというこの映画はドキュメンタリーに近い雰囲気を出している。大自然の中で、犬ぞりを使い、野生の生き物を捕ってナハニ族のインディアンの妻と生活している。自然の中で生きていくとはこんなことかと、力をまざまざと魅せてくれた。「人間は自然を調和させる役目にある」という彼の言葉が印象的だった。犬はペットではなく命を支えてくれる生き物。森の伐採が激しく動物たちの姿も減り、狩人として生きていく選択はきびしい。それでも彼はきびしい自然の中に入り込み、生きていく生活をきっとまた続けるのだろう。犬という動物の存在がどうして人間にとってかけがえがないのか伝わってくるような映画だった。インディアンの人たちと日本人とは、星野道夫氏がいっていたようにルーツが同じなのかもしれない。それほど私たちとよく似ていました。力のない女性には、あんな場所で一人で生きていくのは不可能に近いな!今日、それがわかりました。あちこちに出てくる野生の生き物の姿に見とれているうちに映画は終わったのでした。