
友人と山行きを計画していたので
昨夜は遅くまで仕事をして、今朝はいざ出発!
行き先は、白山の手前の一里野にしました。
スキーシーズン以外は、人の気配の少ないこの場所。
ゴンドラの到着口の上まで、歩いて登ってみることにしました。


歩いていると、舗装された道に犬のフンくらいの大きさのものが
まるで道先案内人のように落ちています。
そして、時々獣くさい匂いが漂っています。
山はもう紅葉は始まっているようで
ヤマブドウの葉がきれいに色づいていました。

ナナカマドの赤い実が鮮やか!

ゆっくり2時間ほど歩いてひと休み&昼食。
大きな岩を見つけてその上に二人で座りました。
食後は山びこを呼ぼうと大声でヤッホ~!
山びこは確かにそこにいて、応えてくれました。
もう少しで登りきれそうな場所まで行くと
突然、奇声が数カ所であがり驚いて立ち止まると
今度はあちこちで木がゆっさゆっさ揺れます。
双眼鏡で覗き込むと、猿の群れがいました。
どうも近づかないように威嚇しているようです。
ボスザルがこちらを見て、私たちを追い払おうとしている
様子がわかったので、少々残念でしたが引き返すことにしました。

よく見ると、道にはたくさんのヤマブドウの皮が落ちていて
ここら辺りはこの群れのテリトリーのようです。
思いがけず出会った野生の猿の群れ。
これからの厳しい冬に備えて、
秋の実りを思う存分味わうひととき。
小さな子猿たちも厳しい冬を乗り越えねばなりませんね。