しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

ベニスズメの幼虫。(10/18*木)

2007-10-18 | 生き物大好き!
先日、絵画教室に来ている子ども達を連れて
秋を捜しに山へ行きました。
ドングリや葉っぱやお花や気に入ったものを
それぞれが袋の中に入れていきます。
もう、はしゃいではしゃいでうるさいくらい!
子どもは誰でも本当は自然が大好きなんだと思います。

そこで見つけたのは、
道の脇のツリフネソウにくっついていた幼虫。
ベニスズメという蛾の終齢幼虫です。目玉模様がお見事!

(まるでヘビのように見えますね)

(驚かすとこんな格好もします)
でも最初はグリーンのただのイモムシなんですよ。
終齢幼虫になると尾先が白くなり模様も迫力が出てきます。
子ども達を呼んで見せると興味津々。
私が撫でてみせると、怖くない?と言いながら
真似して撫でています。しまいには、ツリフネソウから
はがそうとするのですが幼虫も負けてはいません。
必死で茎にしがみついて幼虫の勝利!
子どもの方があきらめてしまいました。

ベニスズメの成虫はきれいなピンク色した蛾です。
前に仲間たちと富山の大きな古民家で泊まった時に
食事時に部屋に入ってきました。
その時のこの蛾の色の美しさは印象的でした。

私も以前は、蛾がとても苦手だったのですが
自然の中を観察していると、
いつの間にか苦手意識が薄れてきました。
どんな生き物にもそれぞれの役割があって
その与えられた環境の中で必死に生きている姿は
やっぱりとても愛しい姿に映ります。