昨日訪れた一里野の山では、
あちこちでアザミの花が咲き乱れていました。
アザミの仲間はとても似ていて種類も多いので
図鑑とにらめっこ、こちらはサワアザミの仲間でしょうか。
(写真上:淡いパープルが美しい!
まるで上品な花火のようです)
こちらはヤマボクチの仲間でしょうか。
ボクチは、火口(ほくち=火を移しとるもの)で
乾燥したこの葉から綿毛をとりだして使ったそうです。
花の基部には、白いクモの糸のような綿毛が密生していて
独特の雰囲気でした。
中学生の頃、友人のお母さんの一番好きな花が
「アザミ」と聞いて、葉がトゲトゲで花も地味なアザミが
たくさんの花の中で何故一番好きなのか?疑問でした。
当時の私には、それが理解し難くて妙に印象に残ったのですが
今、山の風景を目の前にすると
「アザミ」と答えた人の気持ちがわかるような気がします。