しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

広島の旅-1 広島平和記念資料館

2013-02-10 | 旅行大好き!
*広島の原爆ドーム。沖縄への平和学習には2回訪れていますが
 広島はやっとゆっくり来ることができました。

8日は高知を朝出て、娘たちとお昼頃に広島駅で待ち合わせ。
今春、高校を卒業する三女の課外授業のつもりで計画しましたが、
上の娘たち2人も一緒に行くことになり4人旅となりました。

一日目は、私お勧めのホテルのカフェレストでさっそくランチタイム、
美味しいパンケーキと飲み物、お料理にみんな大喜びしてくれました。
実は仕事で以前訪れたことがあり、とても印象に残っていた場所でした。
この日は、このホテルから30分くらい歩いて原爆ドームや
広島平和記念資料館を見学しました。
日本の悲惨な歴史がここにはあります。
自分自身もまだここをゆっくり訪れる機会がなかったので
ぜひ娘たちといつか来たいと以前から思っていました。
その願いが叶いました。

*祈りの像。原爆で亡くなった少女サダコがモデルになっています。
 世界に平和が来ますように!私も願いを込めて鐘を鳴らしました。
 像の周りには、世界中から集まった千羽鶴が飾られていました。

原爆ドームは一見、まるでアートのような美しさでしたが
資料館で伝わってくる、広島に落とされた原爆の凄まじさと残酷さは
そのままこの資料館の中に閉じ込められていて、
あたかも自分がこの原爆を体験しているような気持ちになりました。
戦争の悲惨さとバカバカしさ。
どうして人と人が殺し合わなくてはならないのでしょう。

国と国の勢力争いに巻き込まれたかのように使われてしまった原子爆弾。
アメリカはその成果を知りたくて日本に落とすことを計画しました。
原爆の成果を正確に測定できるよう直径3マイル(4,8km) 以上の市街地を持つ
広島、小倉、新潟、長崎を選び込み、連合国軍の捕虜収容所がないと思われていた
広島が最後に標的に選ばれました。晴天だった8月6日朝の広島、
原爆を落とすにはこの気候も決定打になりました。
そして何も知らされていなかった日本。
原子爆弾の閃光とともに大きなキノコ雲、
広島の町は一瞬で破壊され、約14万人の命が奪われました。
世界で初めて原子爆弾が落とされた日でした。

アメリカという国は何という残酷な国なのでしょう。
今、アメリカは日本の友好国とも言われていますが、
日本の脱原発に「ノー」を突きつけているのもこの国、
日本の原発を動かせばアメリカが儲かる仕組みになっているらしい。
「友好」などほんとなのでしょうか?
私には生き血を吸われているとしか思えないのですが。

このまま世界が核を持ち続けるなら、
人類の週末も近いのではないでしょうか?
力と力で競い合うことは「命」の住めない星になる危険性をはらんでいます。
長い地球の歴史で、やっと私たち「命」が住めるようになったというのに
自分たちでその命ある世界を消してしまうなら、あまりにも愚かすぎます。
そんなことを思いつつ,この日はホテルに帰ってきました。

気分直しに、夜は広島のお好み焼きを食べました~☆

*あ~,美味しかった!!