しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

気骨ある人。(8/15*水)

2007-08-15 | 人間大好き!
ずっと年上の友人がいる。先日、その友人のお兄さんの家に
遊びに行ったら「家の前に大きな看板を作りたいんだ」と相談された。
彼は若い頃から、長く平和活動を続けて来た人。
看板は、もう老い先短い自分の気持ちを最後に表現したものだと言う。

実は私の周りには、方向は違っていても
気骨のある80才近い方が何人かいる。
私は、そんな人たちにめちゃくちゃ弱い。
だから、気がつくと今の自分にできることを
いつもお手伝いしている・・というふうになる。

この看板も、思わずデザインやイラストを
彼の思いを聞きながら完成させた。
満足そうな、年老いた平和活動家のお顔が何よりうれしかった。
若い頃のように、体が思うように動かせなくても
心は今でもめちゃくちゃ熱い。
平和のために憲法九条は守り抜かなければ!
この日も彼は熱く弁をふるった。

何に人生を賭けたのか、
彼らの話を聞いていると若かりし頃の彼らの時代に
一緒にタイムスリップしてしまう私がいる。

日本海の夕陽。(8/14*火)

2007-08-14 | 自然大好き!
金沢は毎日、連日の真夏日が続いています。
7月は気温が低くて海遊びが出来なかったので
今日は夕方、日本海の海に出かけてみました。

アサリが少し穫れるかなぁ!と期待して行きましたが
ほんの小さなアサリが3、4個穫れただけでした。

でも、ちょうど夕陽が沈む風景を楽しむことが出来ました。
時間の経過と共に、太陽と空と海の色が
どんどん変化していきます。












夕陽が沈むと同時に、遠くのイカ釣り船の
灯りが輝きだしました。今度来たときには、写真も写さずに
ただただ夕陽が沈むのをボッーと見ていたいと思いました。

金の美、銀の座。(8/13*月)

2007-08-13 | 私の作品
この秋、金沢美大OBによる東京・銀座大展覧会が行われる。
たくさんの作品で銀座の画廊をハイジャックしようという試み。
それがこの【金の美、銀の座】。

金沢に住む私としては、「へぇ~!」と人ごとだったのが
大学時代に仲良かった先輩がこの企画展の実行委員長をしているので
いつの間にかそそのかされて私も出品することになりました。

仕事の作品以外にも『一号一絵!?展』と称して
一号カンバスの木枠を自由にアートする企画展があります。
どんな作品が集まるのか、とても面白そうです。

私も作品を作るのにいろいろとアイデアを出し、
最終的に作ったのがこの作品です。
久々にとても楽しんで作りました。8/20日が〆切りなので
間に合うように、もうすでにこの作品は東京に送りました。

タイトルは「孤独な魂を繋(つな)ぐ旅」です。
“ものが溢れ豊かに見える国、日本。しかし、一方では人とのつながりが持てずに、孤独な心を抱えている人がどんなに多いことか!今回は、そんな孤独な魂たちをあたたかな愛やぬくもりで結んでいく旅に出てみました”

さて、この作品展、東京まで見に行けたら面白いだろうなぁ。
ちなみに「一号一絵展」は会期:9/2~27、
会場:銀座 ポーラ・ミュージアムアネックスで。

「金沢美大OBによる東京・銀座大展覧会」は会期:9/10~15、
会場:銀座&京橋の画廊で。

立山へ(お花編)(8/12*日)

2007-08-12 | 自然大好き!

(コイワカガミ:アップで写していますが小さくてかわいい
ピンクの花です。今回、撮った写真の中で一番のお気に入りです)

(ヤマハハコ:葉に光沢があり、まるで濡れているようでした。
触ってみて、葉の光沢なのだと気づきました)

(モミジカラマツ:白い花が多かったのですが
近づいてみると、それぞれ個性のあるお花たちです。
糸状のおしべがきれいです)

(オオヒョウタンボク:秋にはヒョウタンの
形のような赤い実がなります)

(ヨツバシオガマ:華やかに咲いていた花です。
花の形が面白いですね!)

(ミヤマセンキュウ:セリ科の白い似たようなお花が
あちこちに咲いていました。こんなふうな細かいお花も
きれいだなぁ!と思いました。お花の感じからこの名前に
たどり着きましたが、違っていたらご指摘下さいね)

(ウラジロナナカマド:真っ赤に紅葉するので有名な
ナナカマドの仲間。お花は案外知られていないのかも)

(イワイチョウ:小さなユリのような雰囲気のお花。
葉はイチョウに似ていると名づけられたようですが
あまり似ている感じはしませんでした)

(ミヤマキンバイ:バラ科のお花。花色が白ければ
野いちご系の花に似ている感じです。黄色い花びらを
いっぱい広げて咲いていました)

立山で出合った夏山のお花たち。
長い冬を越した後で思いきり咲き誇る姿は
尽きることのない魅力に溢れていました。
さぁ、私もまた頑張ろう!
そんな力を与えてくれたお花たちでした。

立山へ(黒たまご編)2。(8/11*土)

2007-08-11 | 自然大好き!
いつもならゆったり過ごせる夏のはずが
今年は仕事で忙しい!なのに山へ遊びに行ったので
今日も朝から仕事三昧の日です。

立山室堂付近には池がいくつもあるのですが
その池が山や空を映し出していて美しい!(写真上:ミクリガ池)


地獄谷という場所に降りて行くと
そこは硫黄の匂いでプンプン。
草木も生えていない場所のあちこちからは
硫黄の煙が吹き出していました。
足下の湯だまりからはブクブクと温泉が湧き出ています。

そこで作業している人を見つけました。
硫黄のガスでゆで卵を作っているらしい!
何だか見るからに孤独な作業です。出来た卵は真っ黒け。
声をかけてどこで買えるのか聞いてみました。
「みくりが池温泉で買えるよ」とそのおじさんに聞いて
行ってみました。

その名も「閻魔様の黒たまご」、一個100円でした。
殻をむくと、中味は普通のゆで卵。
かすかに硫黄の香りがしました。

立山へ(チングルマ編)1。(8/10*金)

2007-08-10 | 自然大好き!
(写真上:コバイケイソウが山々に映えて美しい!)
今年の夏は立山へ行こうと友人と計画していましたが
急に友人が来れなくなったので、
今日は中一の娘と二人で行って来ました。
夏山のお花が美しい時期は限られているので
この時に行くぞ~!と気合いを入れないと
仕事に追われたままで、後で後悔することに!

立山は栂池とはまた全然趣の違う山です。
そびえ立つ山々の美しいこと!
今日は室堂周辺のお花をゆっくりと楽しみました。
栂池ではもう綿毛になっていたチングルマも
ここではお花の群落があちこちで見られました。

回ったコースは、立山自然保護センター(室堂隣)→ミドリガ池→
血の池→リンドウ池→雷鳥沢ヒュッテ→地獄谷→ミクリガ池→
天狗平方面→室堂 でした。
今日の立山は12度。涼しい中をお花と山々の
景色を見ながら歩く素敵なお散歩でした。


(わぁ~と感嘆の声が出るくらいのチングルマの群落です)

(アップに写すとこんな感じです。
チングルマが超小形の木だって知っていましたか?)

(お花が終わると中央の花柱がのびて羽毛状になります)

(おおっ~、この芸術的なラインに感動!)

(羽毛状になったチングルマが風にそよぎます)

(誰かに分けてあげたいふさふさ感:笑)

(歩くたびに山の風景が少しづつ変わります)

栂池自然園 4。(8/9*木)

2007-08-09 | 自然大好き!
栂池の紹介、最終回です。
モウセン池(写真上)に着いて、ひと休み。
ここにはトンボがたくさん飛んでいました。
目の前にとまったトンボを捕まえてみました。

手で捕まえたトンボを観察!背中と腰がえんじ色の
トンボ、何トンボかしら?きれいでした。

(ハクサンフウロ:日本固有種、ピンク色の
かわいい花に目が留まります)

(チングルマ:山に来て会いたい花の一つです。
名前も姿もかわいい。漢字で書くと稚児車)

谷から吹き上げる風が心地いい場所にきてゆっくり休憩。あまりの気持ちよさにその場を動けなくなりました。そのとき、足下をチクッと刺されたので「イタッ」と思い、見てみると刺した犯人はこのアブ。調べてみるとフタホシヒラタアブ。小さな枝で押さえて「痛かったよ~」というと体を震わせてブンブン唸っていました。言いたいことを言ったので解放!

(モミジカラマツ:ギザギザの裂けた葉っぱが特徴です)

(手前の花がヒオウギアヤメ。背景のオレンジ色は
全部ニッコウキスゲの花です)

(風穴という場所に来ました。まだ雪が残っている場所で
岩の隙き間から冷たい風が吹いています)

(曇った暗い空もまたステキです)

(自然園から栂池ヒュッテを望む)

いよいよ帰り道、荷物を持ってロープウェイの乗り場に向けて歩いているとどこからか「カメムシだ~」という声が。見てみるとゴマダラカミキリ。
道をこんなふうに歩いていると、どこにいるのか分からなくなるくらいの保護色です。カメムシに間違えられるなんて・・ちょっと笑えました。栂池自然園、この夏の美しい思い出になりそうです。

栂池自然園 3。(8/8*水)

2007-08-08 | 自然大好き!
昨日のつづきです。花に溢れた湿原は本当に魅力的でした。
(写真上:オタカラコウをアップにしたお花畑。
オタカラコウの黄色は、お花畑でなくてはならない色でした)

今回出会えたり声が聞けた野鳥は、アオジ、ホトトギス、ミソサザイ、
メボソムシクイ、ヒガラ、キセキレイ、コマドリ、ウソ、コゲラでした。
ロープウウェイに乗っている時に、山の頂きに向かって
すっと上昇しながら飛んでいた一頭のアサギマダラの姿が
何故だかとても鮮明に印象に残っています。
それは、羽を持つものに対する
憧れのような気持ちだったでしょうか。


(ゴゼンタチバナ:秋には赤い実がブローチのように実ります)

(サラシナショウマ:若い葉を茹でて水にさらして食べることから
この名がついた。長い花穂は目を惹きます)

(ミヤマシシウドは、シシウドの高山形。まるで花火のような
ダイナミックな花の形。たくさんの甲虫が集まる)

(大きなものは160cmになるタテヤマアザミ)

(タテヤマリンドウ:淡い花色が特徴。
花は日が陰ると閉じてしまう)

(湿原の中で揺れるワタスゲ)

栂池自然園へ 2。(8/7*火)

2007-08-07 | 自然大好き!
2日目の朝5時頃、
部屋の戸を開けると飛び込んでくる野鳥の声。
もう空は白々と明けていました。
ウグイスとメボソムシクイのにぎやかな声です。
外はまだ少し雨が降っています。
今回は娘3人と4人で来たのですが、
みんな起きないので、一人で朝のお散歩に出かけました。
朝一番にこんなステキな風景の中を歩けるなんて最高です。
ウソがすぐ近くで見れました。
キセキレイが鳴きながら元気そうに飛んでいます。
メボソムシクイがすぐそばで鳴いています。
ゆっくりと朝のお散歩を楽しみました。

朝食を食べて、全員で外に出た時には
もうすっかり空は晴れていました。
これから栂池自然園を、ひと回り歩きます。
そこで出会った風景やお花を紹介します。


(イブキトラノオ:背が高いので、
まるで空中に浮かんでいるように見える花です)

(まだ蕾だった、ミヤマトリカブトの花)

(エゾシオガマ:北海道に多い花なので
エゾがついているようです)

(オニシオガマ:シオガマの仲間では一番大きいという
意味でオニがついています、なるほど存在感のある花でした)


(キヌガサソウ:白い花びらのように見えるのはガク。
葉の形を傘に見立て名づけられたようです。
花が終わり頃になると雰囲気が変わって来ます、写真下)

(晴れた日のクルマユリは、昨日の雨の中の
クルマユリとはまた雰囲気が違いますね)

(アオアシナガハナムグリ:大きめのコガネムシで
調べてみると少ない種らしい)

栂池自然園へ 1。(8/6*月)

2007-08-06 | 自然大好き!

久しぶりに、この夏は栂池自然園へ行って来ました。
お気軽なバス旅行で、1日目は小布施、善光寺と周り
夕方、栂池自然園の入り口近くの栂池ヒュッテに到着。
この日はここで泊まって、このまま2日目の3時頃まで
ゆっくり自由時間の旅です。気温は15度で涼しい!
この日は台風の影響からか朝から曇り空で、
山に着いた頃には小雨が降っていました。

夕方で雨のせいか、栂池自然園には人影がありませんでしたが
もうわくわく!少し歩いてみることにしました。
雨に濡れた風景も素敵です。何だか山が深く感じられます。
小さな川では、20cmくらいの魚が5匹ほど泳いでいました。

(オニシモツケの白い花が印象的)

(小さめのユリの花、オレンジ色が鮮やかなクルマユリ)

(ミヤマシシウドの花にいたアオジョウカイ)

(散策道は一周5.5km。約3時間30分の道が続く)

卯辰山。(8/3*金)

2007-08-03 | 自然大好き!

今朝のお散歩は、いつもより足をのばして
卯辰山の奥の道を歩いてみました。
ここで美しく咲いていたのはクチナシの花。
いつもこの花、なかなか美しく撮れないんですよね~。
今日はちょっと上品に撮れたかもしれません。
この花の甘~い香りをゆっくりと楽しみました。

歩く道から見た山々の緑がきれい!

遠くからでも羽音が聞こえていました。
カラスザンショウの花が咲きはじめ、
蜜集めにミツバチがたくさん来ていたのです。



卯辰山には平和の記念碑があるのですが
平和を願う千羽鶴がたくさん飾られていました。
夏になるとこの場所で、広島長崎に思いを寄せて
平和の祭典が行われています。

朝のお散歩もあまりの暑さに
しばらくは夕方のお散歩に変更することにします。

8月1日に梅雨明けして今日で3日目、
突然暑い夏がやってきたので
今、家の前では梅干しを干しています。
今年は無農薬の梅らしく色を薄めに仕上げました。
おいしい梅干しになぁれ!


*明日あさっては、栂池自然園へ避暑に行って来ます。
 また帰ったらブログで報告しますね。
 どんなお花たちに会えるのか楽しみ~です!

クツワムシ。(8/2*木)

2007-08-02 | 生き物大好き!
他県ではレッドデーターのリストに
選ばれている虫・クツワムシです。
朝の散歩道でじっとしている姿に会いましたが、
夜になるとここでは、たくさんのにぎやかな声が聞かれます。

インディアンの詩で、「~いつか虫の羽音もしなくなったら
そんな寂しい場所で生きていて何が楽しいのだろう~」
という意味のフレーズがありましたが、私も全く同感です。
蜜を集める蜂たちの羽音などは
自然の中で、なくてはならない音です。
耳元をかすめると、くすぐったい気持ちになります。

これから秋の夜長に開かれる虫たちの演奏会。
にぎやかでもどこか寂しい気持ちになるのは
冬に向かって果てていく、虫たちの魂が
込められているからでしょうか。

子どもの頃、何度も歌ったこの歌が何だか懐かしい。
今でも子どもたちは、この歌を歌っているのでしょうか。

1.
あれマツムシが 鳴いている
ちんちろちんちろ ちんちろりん
あれスズムシも 鳴き出した
りんりんりんりん りいんりん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ

2.
きりきりきりきり キリギリス
がちゃがちゃがちゃがちゃ クツワムシ
あとからウマオイ おいついて
ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ

チロリアンランプ。(8/1*水)

2007-08-01 | 植物大好き!
友人のお兄さんのお庭で咲いていたこの花。
とても個性的なお花です。挿木をしてみた~いといって
4枝ほどいただいて持ち帰りました。
教えてもらった名前をネットで調べると何度調べても
サボテンの花がでてくるので、もう一度自分で調べ直してみました。
たどり着いた名前は、アブチロンという名前の植物で
その中でもこの花はチロリアンランプという種類でした。
アブチロンのお花は知っていたけれど、
この花がアブチロンだといわれても、あまりに個性的な
雰囲気をしていたのでピンと来ませんでした。
ブラジル原産ですが、寒さに最も強い品種だとか。
さっそく、その名を友人のお兄さんにも伝えました。


以前、別の友人からいただいたアブチロンは
同じ名前でもお花の雰囲気が全然違いました。
花は大きくて下を向き、開かずにそのまま終わってしまいます。
覗き込んで写したのがこの写真。残念なことに
大きく育っていたのに、冬を越せずに消えてしまいました。
アオイ科の植物なので、ハイビスカスや
タチアオイなどのお花と雰囲気が似ています。

今回いただいたチロリアンランプ。
挿木が成功するといいのですが。