Catnap Room of にゃんこ

心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつけてます♪

あの日を忘れない① ~ 陸前高田編

2023-03-18 15:21:11 | 旅行
昨年 10 月に青森旅行をした際、もう一度やってくれないかなぁ・・・・と呟いた JR 東日本の乗り放題券が、 3 月にファイナルと称して発売されると聞き、心がざわついた私である。
3 月は私の職場も繁忙期なのだが、まぁ一日ぐらいなんとかなるだろうと休みの申請を出したら、何事もなく受理された。
ならば行くしかないでしょう。

陸前高田には 2013 年の 11 月 に一度訪れている。
その時はまだ震災の傷跡が色濃く残り、気仙沼港の周辺には、津波に削られた家の土台があちこちに残されていた。

当時、レンタカーで陸前高田へ向かった道には、現在 JR 大船渡線の BRT が走り、その車窓から見える整然とした街並みは、 12 年前から新たに刻まれている新しい歴史を見ているようで・・・・なんとも複雑な想いが去来する。



BRT の駅 「奇跡の一本松」 の前には、東日本大震災津波伝承館 「いわて TSUNAMI メモリアル」 が建てられ、地震と津波の恐ろしさ、そしてそれに立ち向かう人間の生きる力が、記録や資料として展示されている。



10 年前に訪れたときにも無残な姿を現していた旧・道の駅高田松原 「タピック 45 」 は、震災遺構として残されている。



この建物の海側は当時イベント会場となっており、建物の屋根は階段状の観客席になっていた。
あの日、この階段を最上段まで駆け上がり、 3 名の命が救われたことは、今回初めて知りました。

奇跡の一本松を救ったといわれるユースホステルの跡も、今なおその姿をとどめています。



海を望む場所に建てられた 「海を望む場」 の献花台。



その向こうには、無数の松の若木が植えられています。
この松が成長するにはどのぐらいの年月が必要なんだろうか・・・・・。



穏やかな海に向かって黙祷。
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