なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

健診は受けたものの

2012年02月23日 | Weblog
 63歳男性。糖尿病・高血圧症。
 転倒して頭部を打撲してので、脳神経外科の外来を受診した。頭部CTで特に頭蓋内出血はなく、単なる打撲と診断された。まあ3か月後に慢性硬膜下出血にならないとも限らないので、注意して下さいで脳外科としては終了だ。
 ところが外来で測定した血圧が200mmHg以上あり、緊急に高血圧症の治療が必要なため、循環器科に紹介となった。早速降圧剤が開始されたが、循環器科で採血したところ、血糖490mg/dl・HbA1c11%と著明な高血糖があると判明した。糖尿病の治療のため、さらに内科に紹介となった。症状はなんともないと言っていたが、よくよく聞くと、それほどは困ってはいないものの頻尿・口渇があるらしい。
 外来で治療してもいいくらい元気だったが、一人暮らしでもあり、入院治療とした。亡くなった父親が糖尿病だったそうだ。3年前くらいの健診で随時血統は200mg/dlを超えていたというので、何年も前から糖尿病を放置していたことになる。
 入院後は糖毒性解除のため、インスリン強化療法で治療を開始した。健診を受けても、受けただけでは何にもならないが、病院に行くのが面倒なのか、病気と断定されるのがイヤなのか。今回頭部打撲がなければ、さらに放置したままになっていたと思われるが、その時はどんな病状で受診するようになったのだろう。
コメント
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