11月14日(火)に地域の基幹病院脳神経内科から、脳出血の50代男性がリハビリ目的で転院してきた。
10月28日左半身不全麻痺・軽度の構語障害で発症して、脳出血の診断で入院していた。右被殻出血とあるが、軽度に脳室内にも出血があり、視床出血と表現した方がいいのかもしれない。高血圧症があるが、未治療だった。
通常は本当にリハビリ目的だが、この患者さんは先方の病院で問題を起こしていた。病院側でも手に負えないかったが、ご本人もこんなところには居たくないと主張したらしい。5日目の11月1日に当院に転院依頼がきていた。
とにかく病院の何もかもが気に入らず、暴言が続いていたようだ。最初の診療情報提供書には普通に「ご検討ください」とあるが、転院時のには「ご面倒をおかけするかもしれませんが」になっていた。
地域医療連携室の話では、主治医(若い女性)に相当なことを言ったらしい。当院に転院してからも、内服薬のことでさっそくもめていた。
当院の担当は、赴任したばかりの先生だが、ベテラン医だ。カルテには、病棟を朝夕2回回診して、病棟看護師さんが困らないようにする、となっていた。
転院時の送られてきた画像は、発症時と10日後のCTでまだ出血があった。転院時に当院も撮影したが、わずかに出血が残っていた。
ちゃんと家族(妻と子供3人)がいて、仕事もしている。家族の話では、脳出血の影響というのではなく、普段からそういう人のようだ。たぶん当院のことも気に入らず、早期の退院になりそうだ。
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