Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

僕は薔薇

2020-07-20 19:41:00 | いろいろ
体調を崩すとふだんすっかり忘れていた記憶がいきなり蘇る現象は私だけでしょうか?

遥か彼方のアパレル販売員の記憶→デパート社員さんから2割引社販枠を借りてロメオ・ジリのコートを買った→原田智子というマンガ家さんがキャラにロメオ・ジリの服を着せてた

という流れで、原田智子のマンガが好きだったなあ!と思い出して検索してみたら、

1994年初版

ボリショイ・バレエのパロディ「ポリショイ」バレエ団のマンガがあったので中古本を買ってみました。やっぱりおもしろかった。





そして、この漫画家さんについて検索すると、作品ではなく驚いたことに訴訟事件がトップに出てきました。

でもそれが「皇室パロディの原稿に編集部が無断で変更を加えた」と作家さんが出版社/編集社を訴え、最終的に勝ったという事件と知り、納得しました。

英国王室パロディドラマ「ザ・ウィンザーズ」などはハチャメチャにロイヤルファミリーをこき下ろして下品ですけど、日本の皇室ではそんな事態は絶対起きっこない、と先日ドラマ好きお友達とも語ったばかりだったので、1990年代に日本に皇室パロディを描いたのが私の好きな作家さんだったと知り感慨深かったです。

さすがにその事件後はマンガ家としての活動はほぼないようですが、おそらくその事態を予想しても、大企業、しかも雇用主のような相手に個人として立ち向かった姿勢は、

私がもともとファンになった作品「めぐと幸宏ちゃんシリーズ」でその時代もてはやされたメジャーなコンサバ女子大生への攻撃から1本筋が通っていました。





クイーン ゴールド席とは

2020-01-31 20:26:00 | いろいろ


写真は先日のクイーン/ラプソディ・ツアーのパンフレットとゴールド席チケットの記念グッズです。みごとに紋章、紋章、紋章・・・!

今回のチケットは抽選が数回の後に先着販売という形で売り出されました。先着ではとろい私には勝ち目がないので2回目の抽選にてゴールドが当選して嬉しかったものの、(最後まで落選、ということはあったのでしょうか?ソールドアウトということは、あったのかな?)

なんと当日、そのゴールド枠の末席、つまり後端に自分のチケット番号見つけた時には思わず「ブービー賞!!」と心の中で叫びました。

ゴールド席というのは、スタジアムの底辺=アリーナ席の中でもステージよりの前方中央なのですが、なにせ分母の大きいスタジアムです、1つのブロックでも200席くらいあって、全部で2000席以上もゴールドなのです。大きめの学校の全校朝礼で体操するのに広がったくらいもあるのです!

スタジアムビギナーで、そういうことを自分の席を見つけた瞬間に悟ったわけです。

端っこの1番後ろですので、通路挟んで向こうっ側の人は、チケット代が私の半額かと思うと、ライブの興奮と不運のせめぎ合いで胸中は大嵐。

今になって色んな席の方の感想をネットで見つけるにつれ、前から数列でも本当に端(ゴールドではない)だと「自分の席の前にステージがない」状態だとか、スタジアム後方だと「オペラグラスでスクリーンに映し出された姿をやっと見れる」くらい離れてるとか、スタジアムの広さを思い知り、後の端でもまあ見えなくはないゴールドが買えたことは文句を言うべきでなく、

席がわからないのにチケット購入させられるシステムこそが本当に賛成できません。


ただ、ゴールドには席以外の特典も一応あり、上の記念グッズの他に、入場口が他の席と別れているため長蛇の列で待つ必要がありません。

下のように、実質スタジアムの外側に一旦出て、裏の地上レベルの搬入口のようなところから入りました。





それとグッズ売り場にも優先入場できました。グッズ売り場とはパンフレットほか、Tシャツやタオルなどのツアーオリジナルグッズを販売するテントです。

それは会場の外の広場にあり、会議室テーブルのような台の向こう側にレジの人が横に8人か10人くらいいて、テーブルの上にあるカタログから欲しいものを告げるとストックから出してきてくれて、お金を払う(現金のみ!)ようになっており、随時各レジの人の前には5人くらいしか溜まらないように入場制限されているのです。

そこにゴールドのチケットを見せるとすぐ入れるのですが、それ以外のチケットまたはチケットがない人は、またまたライブ入場のように列に並ばなくてはなりません。

そういう権利はどの席のゴールドでも同じなのでまあよかったんですけど、

やはり本音を言えば、「その権利はなくていいからもっとステージに近い席」というのがあればよかったのに!


でも端っこの後はスペースあるので周りの人を気にせず歌ったり踊ったりできたのはよかったです!




クイーン ラプソディ・ツアー さいたま1/26

2020-01-28 23:02:00 | いろいろ
一つ前のブログに書いた通り、クイーンが来日すると悩む私です。

それはフレディのファンとしてフレディなしのクイーンを見るとフレディがいないことを強く感じてしまうからなのですが、

一つ前に書いたよりもさらに、フレディがいないことは悲しいけれど、この世に存在して音楽を残してくれたフレディを祝福するベストの方法がライブに参加することなんだな!と思いました!



だってやっぱり、このオペラ座のセットは、ブライアンの趣味でもロジャーの趣味でもないでしょう?フレディが残したクイーンの象徴、ナンバーワンヒット「ボヘミアン・ラプソディ」が入った完璧なアルバム「オペラ座の夜」を幕開けに見せつけたんです。

そのオープニングが「イニュエンドゥ」。

今までは「フレディが晩年に生命力を絞り出して残した曲」という悲壮なイメージが私にはあったのですが、2020年の今、映画ボラプがヒットしてから初のライブの1曲めになったことで、映画でファンになった新しい世代のファンとクイーン伝説の再スタートのようなイメージに変わりました。



他にも往年のファンである私でも聞くと映画を思い出す「ナウ・アイム・ヒア」「ドゥーイング・オール・ライト」ライブエイドの1曲「ハンマー・トウ・フォール」は時空を超えて今この瞬間につながった気がしました。「アイム・イン・ラブ・ウィズ・マイ・カー」なんて、みんな『コーヒーポットは投げるな!!』というブライアンの声が聞こえたはずです!



日本のとっておきナンバー「手をとりあって」ではフレディの姿もスクリーンに映り、「この曲かい!じゃあ他の国ではなんの曲でこのフレディが出てくるのかな」とクスッとなりました。



毎回ライティングでは定評のあるクイーンのステージですが、今回、私の嫌いな遠くて見えないスタジアムでよかった!と思えたのは、そのさらにバージョンアップしたライティングでした。

もう違う次元に行っちゃったみたい。それも広いから映える〜〜アリーナ席は低いので360度ぐるりと回って見上げてうっとりしました。そして客席にも届くしステージの上から見てもキレイなんだろうな!



初期クイーンのアナログ感たっぷりながらも当時の最新技術であろうステージも、見に行けないからこそ余計に「ああ、この場にいれたなら!」と叶わぬ望みを抱いて胸が苦しくなるのだけれど、

もう生ける伝説ともなったブライアンとロジャーとそしてアダムの、さらに映画の成功のおかげでこうしたとてつもない金がかかってるよなあ!の大規模で計算され尽くしたセットが実現でき、そこにオーディエンスの1部となれる喜びもまたあるのでした。



特にこの宇宙のブライアンには、ついに彼の2大キャリアが一つになったと感慨もひとしお。

ちなみにこの惑星たちは、ステージセットの上の方に隠れていて、ちゃんとこの色に塗られているのですよ。ライブが終わってお片づけが始まった時には全体に明るくなったので見えちゃいました。



このビームがスタジアムの反対側まで届いていると、遠くても一体感が生まれてました。スタジアムは初めてだったけど、何事も試しに体験すると新しい世界を体験できるのだな。。。



このロゴには見覚えが・・・と思ったら、2020ですからね、東京オリンピック公式グッズにまで目をつけるなんてさすが和Tシャツコレクターの博士です。



オンラインショップでは博士と同じピンクがもうないという声を耳にしましたが、実店舗ならまだありました。

今回の来日でもステージ以外も精力的に行動してインスタに嬉しそうにあげているマメなブライアン。

彼のマメな性格と知性のおかげでクイーンはこうして大きくなったのだと思います。

今日は大阪、明後日は名古屋。

続くっていいなぁ。


ラプソディ・ツアー来日

2020-01-25 19:48:00 | いろいろ


クイーンの日本公演が今夜始まりました。今頃さいたま方面は熱〜〜く盛り上がっていることでしょう!

私は明日のチケットを買いましたので、今日はそわそわとツイッターを覗き会場「たまアリ」の様子を伺ったり、来日して取材に高島屋のクイーン展、上野の駅ナカでラーメンとパンダアイスを食べるブライアン・メイ博士のインスタを覗いておりました。

実は4年前のライブの時にも悩んだのが、フレディのファンとして、フレディの影を追う行為は果たして手放しで喜べるのか、という毎度おなじみのメビウスの輪。

しかし答えは出ていることも知っている。

ブライアンとロジャーは亡くなったフレディのことを何度も何度もプレスに質問されるたびに「またかよ!いい加減にしてくれよ!」とは言わずにキチンと答えてくれている。そしてライブも続けてくれている。

「ボヘミアン・ラプソディ」というフレディの物語を見せてくれて、その成功によりもはやレジェンドとなったのは亡くなったフレディだけではなくブライアンとロジャー自身でもある。

クイーン+アダム・ランバートはフレディがいた時のクイーンとは違うけれど、前に歩き続けるレジェンドの進行形であり、それはやはりフレディがいた時のクイーンがなければありえなかった有機体ではないか。

と言う事で!
第3フェーズ態(+ポール・ロジャースを第2とカウントすると)クイーンの最新バージョンを博士とロジャー君が日本に届けてくれているんだから、悩んでる場合じゃないですね。

と、舞台セットを作っている会社のウェブサイトを見つけて強く感じました。いくつか写真を借りてきましたが、すごいです!!



そこに書いてあるんですけれども、「3幕物の舞台」となっていて、第1幕は「オペラ座の夜」、オペラの舞台を見ているかと思うと転じて客席が見えアリーナ席の観客もその絵を完成させる仕様になっているとか。



「ショー・マスト・ゴー・オン」とともにオペラハウスが崩れて2幕目は「ワークス」。「メトロポリス」(映画)のように都市は荒廃し、バイクの世界へと変わりスワロウスキーのクリスタルが貼られたバイクにアダムがまたがる。

「ラブ・オブ・マイ・ライフ」ではスクリーンにフレディの姿もあるそうです。



最後の3幕目が「ザ・ゲーム」、これが私には1番の驚きです!!!

つ、ついに博士が宇宙でギターを弾いている・・・・!!!!!ついにギタリストと天体物理学博士としての彼の2大キャリアが重なった!!!



いやーーーーーー、オペラハウスから宇宙まで!

これが「ボヘミアン・ラプソディ」大ヒット後のレジェンドの舞台装置だ!

これも私のようなリアタイファンだけでなく「ボヘミアン・ラプソディ」で新しくクイーンを好きになってくれた人たちのおかげだ!

迎え入れるファンがパワーアップしてるからこそ、これだけの大舞台装置を引っさげて世界中を回れるんだ。ありがたい、ありがたい!

明日のワードローブもまだ決めてないし、興奮で睡眠不足になりませんように。

ではそろそろ今日の埼玉の方々、お疲れ様でした!私は明日レジェンドの一部になりに行きます。




アール・デコの造本芸術

2019-10-27 00:00:00 | いろいろ
千代田区立日比谷図書文化館特別展「鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界」

という長いタイトルの展示を見てきました。



運良く「見たいな」と思ったら2つ前の記事の「リア王」と同じ会場でラッキー!

ここは図書館に広い展示機能がついたようなところで、公園の中という環境もいいし、勤務先から地下鉄で隣の駅という、私にやさしい密かなお気に入りの場所です。

展示はだいたい無料ですが、これは入場料300円。

規模も300円な、あまり疲れずに気軽に見れる量です。


お気に入りは、このジョルジュ・バルビエの「ニジンスキー」シリーズ



線画のイラストは、題材がニジンスキーなどのダンスやファッションなどで、



ほぼ少女マンガなのですよ〜



でもこれが20世紀初頭のフランスで読者層は少女じゃなくて大人なので

エロさ爆発!で、ギリシャ/ローマ彫刻のごとく

男女ともに生まれたままの姿でポーンと描かれてるのもあれば、

一応身にまとってはいるけど、全身タイツとか、小道具で隠してるとか

そのポーズや顔の表情そのものがエロいので、

もはや大事なところが見えていても見えてなくても大してエロさに差はなかったです。