ヒグチユウコの本や、ボブの続編映画を見、関連商品などもネットで色々物色するうちにすっかり猫好き度がupし、東京芸大内で展示されている「アートプラザ/藝大の猫展2020」にまで興味が湧いて行ってきました。
製作者の猫愛はしっかりと伝わってきましたが、がしかし、ヒグチさんの猫やボブほど可愛い猫にはめぐり合えなかったのは、ストーカーのように散々見つめているのであたかもその猫を知っているかのような錯覚に陥っているのだから致し方ありません。
でも、初めて行ったアートプラザには写真のようにカフェもついたオープンな中庭があり、晴れた秋の日中に訪れるにはとても気持ちのよいものでした。
すぐに出るのももったいないと、構内横の方の道に足を運んだら、残念ながら大学生のいる空間にはロープが張ってあって部外者は立ち入り禁止でしたが、その代わりもう一つの無料展示「日比野克彦を保存する」の会場への一択でした。
アーティスト日比野克彦の渋谷にあるアトリエが老朽化でなくなるにあたり、その空間を保存するプロセスの展示なんですが、日比野氏の生まれた1960年頃、アート活動を始めた1980年頃から現代2020年までの渋谷/東京/日本の歴史と作品や道具、写真、動画で軽くタイムワープできてしまいます。
このステキな建物が会場でした。これだから国立大学はいいです。
この飾燈は、1886年宮内庁がドイツのハーコート会社に注文、1888年に竣工した(皇居の)二重橋に設置されたもので、新宮殿造営が芸大の教授設計によるものだったため4基のうち1基が移管されたと書いてありました。
は〜1世紀たっても美しい。
日比野克彦を1世紀後の人が見たらどう思うか私には想像もできません。