Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ヴェロニカ・レイクの「サリヴァンの旅」「奥様は魔女」

2023-04-26 22:42:38 | スパークス

スパークスの曲タイトルとなったヴェロニカ・レイクの出演映画を見てみました。古い映画を見るのは久しぶりです。

上の写真は「サリヴァンの旅(1941)」のエンド・クレジットから。コメディで、ざっくりストーリーは上流階級出身の人気映画監督が厳しい世相を反映した社会派ドラマ映画を作りたがって一般人の苦しい生活を見る為、貧乏人になりすまし体験旅をするというもの。ヴェロニカの役は、ハリウッドで売れない女優が少年に変装して旅の相棒となり恋が芽生える♡・・・というもの。

なんだか子供の頃読んだマンガみたいな。というより昔の少女マンガはネタが洋画だったということが改めて確認されました。

 

もう一つの「奥様は魔女(1942)」もコメディ。有名な同名ドラマの映画版なのかと思ったら全然別物でした。魔女狩りの時代に火炙りにされた魔法使いの父と娘が、火炙りにした人とその子孫に呪いをかけ数代下った子孫の時代に現れるという壮大なストーリー!

ヴェロニカって上品で端正な顔立ちなのにこんなにコメディもやっていたとは。てかシリアスものも見なくては。

ところで彼女は右目が隠れるヘアスタイルで一世を風靡し女の子たちが皆マネしたところ、戦時下の軍需工場でその髪が事故の元というので、政府の指揮のもと髪を後ろで優雅にまとめるヘアのキャンペーンをヴェロニカ本人出演動画まで作り、それがきっかけで彼女のキャリアは転落して行ったとスパークスは歌っています。

目を隠すロングヘアでなくたって、もしヴェロニカが21世紀の現代に生きてたらいくらでも道があったろうに、と思ってイラストをもう1枚描きました。

本物は、三つ編みおさげにして上の軍事医療班みたいな格好していた写真がありますが、今ならショートヘアでもかっこいいよね。