DVDを宅配で借りて観た。昔テレビで観て好きになった映画。
そういう昔良いな、と思った映画を改めて観て割とガッカリしたり肩透かしを食らったりすることが多く、そんな事にならなければ良いが、とあまり期待していなかった。
しかし、良い映画だった。
ロバート・レッドフォード演じるサニー・スティールが最高だ。こんな格好の良い男を観たことがない。
はじめの方は酒で身を持ち崩していて、目の下にクマを作っている。
警察の追跡をかわしながら馬を連れてキャンプを重ねてある場所を目指すのだが、寒い時期・地域であるらしく、朝目覚めるときはロデオの古傷でガタガタの体が悲鳴を上げている。
別居中の妻はレッドフォードの所業の数々にあきれて離婚を迫りながらも、憎み切れない。
なんというか男のヒロイズムをバリバリにくすぐってくれる映画だ。
そしてジェーン・フォンダ。
初めてジェーン・フォンダが可愛いと思った。
ほうれい線がきざまれ、頬がこけてて、オバさんパーマで、顔の輪郭が猿っぽくて今まで全くそんな事思わなかったのだが、今回そういう欠点はあっても笑顔がキラキラしてて可愛いな、と思った。
野原を歩くのにハイヒールのブーツを履いてて、けど結構動きは軽やか。
馬でパトカーや白バイを振り切るアクションは昔観たとき引き込まれたが、今回は馬大丈夫か、とハラハラした。
画像はかなり荒かった。ブルーレイだともうちょっと良くなるのだろうか?
導入部分では、ウィリー・ネルソンだと思うが、「ママ、息子をカウボーイにしてはいけないよ」とか「ミッドナイト・ライダー」とか渋いカントリーソングがBGMで流れるのだが、後半はBGMはほとんど流れなくなる。
電話を借りるために立ち寄った農家でのエピソードも痺れる。
キャデラックか何かのでかいオープンカーで通行人を蹴散らすように運転するのもこのレッドフォードなら許せる。
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