フランスと言えばボルドーとかブルゴーニュ、シャンパーニュなどが圧倒的に有名ですが、他にも優秀な産地が沢山あります。
そむりえ亭では今月、フランス南西地方のワインを開けています。
一つはマディラン。タナと言う品種で造られるタンニンの利いたワインです。グラスワインリストにも載せています。シャトーモンテュス.プレスティジ。
もう一つはカオール。マルベックという品種で、その昔は「黒いワイン」と呼ばれた、まさに濃い色のワインです。ここ何日か、開けています。シャトーラグルゼット。
しかし、これらが脚光を浴びだしたのは、そうですね、ここ10年から15年位のことではないでしょうか?直ぐ北側にあるボルドーの影に隠れていたのでしょうね。カベルネ、メルロから造られるワインと似ている、といっても過言ではありません。
が、最近は造り手の気合が入ったワインが沢山出来ており、コストパフォーマンスはかなりのものです。こういうワインは若いうちはタンニンに他の味わいがマスクされていますが、ちょっと熟成させれば丸やかさと奥深さが出てきます。ちなみにマディランは01年、カオールは03年。今、「え~~感じ」です。
この産地の名物であるフォワグラをお肉に乗せていただくロッシーニスタイルの一皿、鴨の厚切りをちょっと胡椒を利かせての一皿など、如何でしょう?
あと、そむりえ亭名物「ピックルス」と合わせても面白いですよ。