昨日はオレゴンの「ソーコルブロッサー」社のワインメーカーズディナーでした。
オレゴンと言えばピノノワール、或いはピノノワールの変種ピノグリが有名です。
が、昨日のディナーには2種の面白いワインを使いました。
メディトリナと言う赤はピノノワール、シラー、ジンファンデルのブレンド。ピノ以外は他の産地からの買い付け葡萄です。色は濃い目でシラーのスパイシーな香り、ジンファンデルの円やかさ、ピノの酸とスムーズさが綺麗に交錯しています。しかも、軽やかにまとめられています。今回は食前酒から前菜までのパートを担ってくれました。私的な使い方では青魚の前菜とかには最適と思われます。つまり臭みをマスクする「色素」が豊富で重くない。今月のワインとして空けていますので早いタイミングなら登場すると思います。
エヴォリューションは白のブレンド。なんと9種の葡萄を使っています。種類は割愛しますが、酸、甘み、香り、爽やかさ、円やかさを全て持っています。基本的には軽めで軽い甘口ですの、フォワグラのも合いますし、食前酒として或いは昼酒のもいいですね。「ワインは辛くなくては」と言わずに、ま、一口すすってください。楽しいワインですよ。
と言うことで残暑が残る9月半ば、どうぞ軽やかなオレゴンでお食事を始めてください。