ピノグリは大変重宝する葡萄です。
ピノノワールの色素がやや薄い変種です。黒くなく白くないピノの仲間はピノノワールの本拠地ブルゴーニュでも見られますが、やはりアルザスが有名ですね。そしてお隣ドイツでもルーレンダー、グラウアーブルグンダーなどの名前で出ています。
そこに名乗りを上げてきたのがオレゴンです。やはりピノノワールの名産地です。当然の様にピノグリも栽培されています。
基本的に酸は強くなく、豊かな香り、円やかなボリュームを持ちます。樽熟はしないことが多いのでフレッシュ感もあり。
色々な料理に合わせやすいという点ではシャンパンと争うのではと思います。
今月はオレゴンの「ソーコルブロッサー」社のものをお出ししていますが、そのど真ん中を行く出来ばえです。それでいてお手ごろ。言うことありません。
暑い日が続くと冷たいワインが欲しいし、肉は食べたいし、沢山は飲めないし、ってな方は是非(勿論それ以外の方も)お試しください。