今月のメニューでは四万十鶏というのをご用意しています。各地のブランド鶏が出回っていますが、これもその一つといっていいでしょう。
色はやや濃い目ですが決して赤身が強いわけではありません。つまり癖は少ないと言う事です。
食感はしっかり。噛み応えが楽しめます。緻密なのです。
香りは正に鶏らしい香ばしさを感じます。
そむりえ亭の今月のメニューでは前菜として葱と一緒にテリーヌにしたもの、肉料理として旨味たっぷりのスープで炊いたものをお出ししています。更にこの何日かはフォワグラと一緒にホイルで包み、ジックリと火を通したものもご用意していました。
テリーヌは弾力のある仕上がりで胡桃の香りで芳醇さを感じさせます。酸の少ない白と合わせたいですね。
スープで炊いたものはシャルドネの樽熟がいいと思います。
ホイル焼はフォワグラの鉄分が効いているのでスパイシーなものか、ピノノワールでしょうか?
自分の存在を隠さず、他の食材や調理法で色々な側面を見せる鶏ですね。
竜馬伝でにぎわう高知は四万十。是非、最高の自然環境で悠然と育った四万十鶏をご賞味くださいね。