ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

食後酒:番外編

2012年02月04日 02時51分24秒 | ワインの事

どこから食後酒で、どこまでが食中酒なのかは難しい問題です。

食事中に甘いワインを飲めば食中酒でしょうし、食後に辛口を飲めば食後酒ですもんね。

しかし、食後酒はメインディッシュを終ってから、若しくはデザートタイムに入ってからと言う捉えかたが普通です。

で、その中にも2通りの流れがあります。

1:甘いデザートワイン

2:強いアルコールのブランデー類

デザートさえも終わってからは強いブランデーが主役で、それまでは甘いワインを召し上がる方が多いかもしれません。

しかし、デザートを召し上がる時に必ずしも甘いワインでなくても美味しく頂けます。

若い濃い赤ワインです。カベルネ、メルロ、シラーなどです。

ま、言ってみれば餡子タップリの和菓子を頂く時の渋いお茶みたいなもんですね。

特にチョコをガッツリ使ったデザートなどにはバッチリ合います。或いはザクザクのタルトでも良いかもしれません。

ですからお肉の時に赤ワインが余っている時は「ガトーショコラ頂戴!!」なんて言うのもアリですね。

白はと言うと、赤ほどの相性ではないもののゲヴルツトラミネールなどはフルーツ系には悪くありません。

シャンパンが良いのは言うまでもありません。

甘いワインが食後に美味しいのは美食の意味だけでなく血糖値を上げるという意味もあるようですが「いやいや甘いのはいらへんでえ・・・」と言う方には覚えておいて損のないマリアージュかな、と思います。