今でこそソムリエという言葉を「それ何?」と聞く人は少なくなりました。
が、私がソムリエを始めた20数年前はホテル仕様の派手なコスチュームを着ていても「オタクだけ恰好がちゃいまんなあ」などと言われ「ソムリエ」という言葉の説明をしても理解頂くのに苦労をしました。
40数年前に設立された協会ですが、東京に本部を置くだけの小さな会でした。
それから関西に支部が出来たのが30年前です。私がソムリエを始める前の事です。
西日本を全て統括する支部でした。
それから東海、九州が独立支部となり、数年前に中国四国が分かれました。
現在はそれでも近畿2府4県と北陸3県の計9府県の大所帯です。
会員は9府県で1300名を超えます。
年に6回発行される機関紙、4回以上無料参加できる例会セミナー、他に多数の勉強の機会が与えられる会員達はよく勉強しておられます。
私などは小さな力にもなっていませんが、そういう活動に携わって20数年。
中にはソムリエよりワインをご存知のお客様も沢山いらっしゃいますし、試験に通っただけで基本的な知識を失っているソムリエも少なくありません。
そういったギャップを埋めていくのが私などの使命なのでしょう。
私ももう何年かで協会のお手伝いも出来ない歳になります。
ま、精一杯に頑張れるうちに頑張りたいと思います。
さて今日は店をお休みして(臨時休業)、ソムリエ協会の総会、例会、名誉ソムリエ叙任式、関西支部設立30周年記念懇親会に臨みます。
多くの会員、或いは興味をもつワイン愛好家の方々が集まります。
先ほど書きました「勉強」の機会以外に大事なことがあります。
ワインをサービスするソムリエ、消費する愛好家、そのワインを我々や消費者に届けるインポーターや酒屋さんが一堂に集い、友好を深める場所でもあるのです。
これを読まれている方で、今日の会にご出席の方がいらっしゃいましたら、どうぞ沢山の名刺をお持ちください。そして色々な方との交流を深めてください。
という事で、私はそういった場を作れるように、今から睡眠体制に入りたい、と思います。
そむりえ亭にお出かけ予定の方々には大変申し訳ありません。お許しくださいね!!