ソムリエの世界でちょっとは「一世を風靡」したかもしれない私のギャグがあります。
何しろ、そのワインを飲むと翌朝にはお肌がツルッツルになるんですよね。
え、なんでかって?
だって「ヴィヨウニエエ(美容にええ)」=「VIOGNIER」って言うでしょ!!!
って、やつなんですけれど。
かなり前からのネタだったのですが、
2002年の全日本ソムリエコンクールの会場横のイベント会場。
私はワインクイズ大会の司会を担当した時=高輪プリンスホテル=クイズとして上記の投げかけで「美容にええ」と答えた人が正解という問題を出して、それ以来拡散した模様です。
いつの間にか、このネタが一人歩きして私の元に帰ってくることがあります。
嬉しいですね。
これがまた大阪だけじゃないんですね。
ま、しかし、ネタ振りが皆さん、甘いなあ!!
だって、すぐに「美容にええわいんです」って前振りなしに言うんですから、オチないですよね!!
って上から目線の樋口です。
ところで、このヴィオニエというのはローヌ地方で有名な葡萄です。
白い花を思わせ華やかで豊かな白を生み出します。
時に赤ワインのシラーの補助としてガチガチの酒質を和らげる役割も担います。
他の白ぶどうと合わせても、華やかさが出ます。
言ってみれば主役級で脇役もできる、って感じでしょうか?
しかし、リースリング、ゲヴルツトラミネール、樽熟シャルドネと比較すると「別嬪すぎる」からか、意外と人気が出ていませんね。安くない、というのも一因ですね。
なので今月のそむりえ亭ではヴィオニエをブレンドで3分の1ほど使ったコート.デュ.ローヌの白を使っています。
かなりハッキリとヴィオニエの華やかさが出ていますので、香りだけでも楽しめそうです。
また、「すごくよく合うマリアージュ」というより「誰とでも仲良くなれる」感じですね。
爽やかな料理、コクのある料理、柔らかい食感、固めの食感などなど・・・・青魚と魚卵さえ避ければいいと思います。
どうぞ、お肌ツルッツルを一晩期待しながらヴィオニエブレンド、召し上がってください。
なんせ「美容にええ」ですから!!!