カウンターのある店で多いこと、です。

昨日はそむりえ亭のカウンターで「たった一度」お顔を合わせたご夫婦とご婦人が「またそむりえ亭で会いましょう」の掛け声で再会されて盛り上がっておりました。

ご婦人はジュリー＝沢田研二さんの大ファンです。
ということは私の世代より上、とうことは予想が付きます。
かたやご夫婦の奥様は2世代下の若い方。

しかし2人の仲は「ジュリー」と聞こえてきたところから始まります。

若い奥様としては同世代にジュリーファンがいない、どころかジュリーって誰？というのが悲しいのです。

そこに現れたのがカウンターの僅か2席となりのご婦人。

同じ日にコンサートに出かけていたり、持っているグッズの話で盛り上がったり・・・・

素晴らしい出会いです。


時には私からお隣さんを紹介させて頂くこともあります。


私も知人の店のカウンターにいると色々な人と知り合います。
中には親友になったり、そむりえ亭のお客様として来られたり、嬉しいご縁ですね。



しかし、そればかりではありません。


しゃべりかけられるのが苦手なかたもいらっしゃいますし、カップルの女性に男性が話しかけたり・・・

ご主人の取引先の営業の女性が近くに席にタマタマいて奥様を無視して話しかけ問題になったこともあります。

最初に話しかけた時に楽しそうに返したものの、実は仕事がらみの話が同伴者との間にある、という事もあるわけです。


そういう時は私は止めに入るのです。

「お食事が冷めるので食べさせてあげてくださいネ」とか「大事な話が残っているようですよ」とか・・・

いつも確実にそれを見極めて対応しているか、というと自信はありません。

が、多分アルコールが入って酔いが支配している方よりも見えていると思っています。

というか私がお客様としてカウンターにいる時、調子に乗り過ぎるのを自覚しています（汗）

どうぞ、そういう時は我に返って自席の中での会話に戻って頂ければと思いますし、私がどこかの店のカウンターにいる時は「調子に乗るな!!」と一喝してください、と言う話です。


カウンターのある店での宿命ですね。

私もそむりえ亭での良い出会いとそうでない場合を見極められるように精進したいと思います。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　樋口誠