ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

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 樋口誠

ネパール

2015年04月28日 01時51分12秒 | 日記
私の子供の頃、大阪の事ですから中国、韓国や朝鮮の方は周りに沢山いらっしゃて、実際の人たち以外にも映画やテレビで、いや漫画でもよく見ていました。

また欧米系の方は子供の頃の大阪ではあまり見なかったような気がします。
ま、「マグマ大使」と言う実写ドラマでイーデスハンソンさんが出ていたのが珍しかったかな?というくらいです。

中学、高校の頃になるとサッカーをしていましたから南米の選手やドイツ、北アイルランドなどに目が行きました。

「神様ペレ」は学校を休んで東京にも神戸にも行きました。

でも大阪に住んでいては、そこまで・・・・・


私は東京のホテル学校に進学しますが、そこに行くと「同級生にガイジンがいる!!」ってなもんです。

それが東京であったというのもありますし、学校の特性もあったでしょう。

韓国、台湾、香港、そしてネパール。

それに先生がアメリカ本土とハワイからの二人。


彼らの名前は未だ覚えています。


中でもネパールからの同級生は始めてみる国の人、ということもあり印象に残っています。

「アンゲルセン.シェルパ」さんと言ったと思います。

今はどうしているんだろう?


3日前のネパールの地震で思い出しました。

決して親友だったなどとは言いませんが、やはり同窓生は同窓生なのですね。


母の生まれた頃の関東大震災、関西人には忘れられない阪神淡路大震災、そして東日本大震災。

関東大震災は10万人を超える死者、行方不明者、阪神淡路は7000人弱、東日本は15000人に迫る数字でした。

死者、行方不明者の数で災害の程度は計れませんが、いずれも「忘れてはならない」災害で、多くの方が個人的に組織的に単発的に継続的に活動をしていますし、私達も小さなことですがさせて頂いています。

しかし実際には世界的にはもっと色々な自然災害が起こり、人災ともいえる戦争などによる惨状も「知っている」のです。

勿論、それに対しても多くの日本人や日本からの援助も為されています。


でも私はしていませんでした。


今回のネパールのそれは発生2日間で確認された死者数が既に4000人を超えていると聞きます。

まだまだ混乱の中での数値ですが、史上稀にみる惨状が明らかになるのは明白な話です。

同級生はどうしているのかなあ・・・・


国内の義捐金以外にも何か出来ることはないか?

従業員にもお客様にも迷惑や負担をかけずに出来ることは無いか?

それを考えるのが私の暫くの間の課題です。


              樋口誠