ワインメーカーズディナーは・・・・・・

輸入元から一ヵ月以上前に打診があった時にお受けします。

とはいえ、基本貸切になりますので他の予約が一件でもあれば成り立ちません。

また定休日などにあたってもお受けできませんね。


一昨日も明日も短い期間に続く場合も普通ならお受けしない事が多い。


だって集客が大変です（汗）


ワインメーカーズディナーと言ってもお店によって方法は様々です。


そむりえ亭のように皆さん同時スタートで同じメニューを生産者のワインとのマリアージュを完成させるもの。

或いは、立食で自由に動きながらのタイプ。

また全く普段通りの営業で生産者も傍らで食事をしていて、で、彼らのワインを楽しんで頂くタイプ。


私の場合は、せっかくの機会ですから、出来る限り楽しいマリアージュを提案して生産者からの生情報を同時に聞いて頂きたいという想いで開催をお受けしています。


しかし、もう一つ条件があってワインメーカーはワインメーカーであって欲しいという事です。

若しくはオーナー。

時折、営業担当などが来日することがありますが、場合によってはワイン造りについて曖昧であったりしますので、そこは充分に吟味しないといけません。

また現地と食材も嗜好も違う国で開催する訳ですし、グラスなどに関する意識も違います。

よって私の提案するスタイルが現地とかけ離れていることもあるわけですから、それを理解して頂くという事は最初に強く要望します。

ま、殆どの方は「目から鱗」的に喜んでいただいているようですが、中には自分でメニューを考えたい人もいるにはいるのですね。
ならば私の役割がないことになりますので「受けない」と言う決断になります。



でもでも、やっぱりワインメーカーズディナーは楽しいものです。
なかなか海外に出られない私にとっても情報の泉ですし、なにしろお客様にも為になるお話が聞けます。

で、同じ地方の方でもメーカーによる意識や見解の違いもあります。

或いは「日本だけのこと」と思っていたことが意外に「フランス人もそうなのね」という話が聞けたり・・・・・



さて今日はシャンパーニュの「モント―ドン」のワインメーカーズディナー。

シャンパン4種と未輸入の赤ワイン1種の会。

坂本くんも張り切っています。

あ、ディナー終了とともに閉店いたします。

ご勘弁くださいませ!!!!


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　樋口誠