長男は「刺身」「寿司」が好き。二十歳を超えて、その傾向は強くなったようで、焼き肉よりも寿司を食べたがる。
食べ盛りでとにかく食べる。普通の鮨屋ではいくらかかるか怖くて連れていけないから、もっぱら回転寿司専門。
そのかわり好きなだけ食べていいといってあるので、高校時代は「25枚超え」をノルマのように皿を重ねていた。
でも札幌では回転寿司で十分堪能できる。 種類も豊富だし、活きがいい。
JKは好き嫌いがあまりないが、鮨屋よりもおしゃれなレストランがいい。末っ子はものすごく好き嫌いがあり、鮨屋よりもラーメン屋がいい。というわけで、長男が家を離れて鮨屋に行くことが無くなった。
旦那は長男が来るのを心待ちにしていた。 暮れに息子が家についたとたんに 「いつ行く?」 と相談をしていた。
毎日のように友人と約束のある息子の予定を縫って、昨日、出かけた。
車で10分程度の場所にいくつか店があるが、このごろは子どもたちの友人がバイトをしていることが多く、皿数の多い我が家としてはなんとなく気恥ずかしく、どうも敬遠してしまう。
それで、選んだのは「なごやか亭」
早めに行ったのだがめちゃくちゃ混んでいた。かろうじてあいていた駐車場に車を止めて待つこと20分。ラッキー!!
運よく大して待たなくて済んだ。
うまかった!!
だが混んでいたため、握っても握っても間に合わないらしく、ベルトの上を皿が流れていない。
なので注文票に書いて職人さんに渡す。必然的に皿の色はきらきらしたものが多くなった。でもその分時間がかかるのでいつものようには枚数がいかず、心づもりよりも安く終わった。
写真は「こぼれいくら」と「こぼれ甘エビ」
いくらは、目の前で職人さんがこぼれるまでよそってくれる。やっぱり職人の味がしてうまかった。
うまかったが、やっぱりもう少しゆったりと食べたかった。
「春にまた来るから食べさせてよ」という息子の言葉に旦那が嬉しそうな顔をした。