長く長く感じたが、すべてはこの土曜日、日曜日の二日間のことなのだ。
センター試験というものは、げに恐ろしいものだ。
今は自己採点を学校に提出し、志望校の評価を待っている。束の間の静寂・・・。
昨日の夜は「見っちゃおうっかなあ・・・」と、久しぶりに竹内結子の“ストロベリーナイト”を家族で観た。
面白かったなあ、武田鉄也がいささか悪い刑事役で間違ったやり方で真相に迫っていくのが、
世の中のジレンマの象徴みたいで、次回が楽しみ!
と、横道にそれてしまった・・・
センター試験の結果というのは、当たり前と言っちゃあ当たり前、不思議と言えば不思議なことなのだが、
結果が本人のもとに届くのが5月頃だ。それも希望者だけ。
大学によってはセンターの獲得点数による足きりも行われるのにどうするかというと、
問題用紙に自分の選んだ答えをうつして持ち帰り、自己採点する。
これも不思議なことだが、きちんと写してきているはずなのに違ってくることが儘あるらしい。
そのため秋から行われているセンター模試では、自己採点のトレーニングも施されている。
対策、対策、対策・・・起こるべきことを予測して用意周到に準備をしてむかえる…ため息ふうう。
自己採点。今は便利なものでネットで打ち込みさえすれば間違いなく採点してくれる。
JKの場合・・・日曜日の夜、サイトを開き、そこからがひと騒動だった。
お腹が痛くなるわ、涙は止まらなくなって鼻水がだらだら・・・バッチい事この上なかった。
緊張で手が震え、落ち着くためにまず“嵐”のDVDを観ることから始まった。
相葉君の写真を胸に一教科ずつ入力。そんなこんなですべての結果が分かるのに1時間ほどかかった。
まあ、混んでいてつながりが悪かったのもあるが…この娘こんな子だったんだと改めて知った。
結果は安心できるものではないが、努力可能なところだった。
新聞やテレビのニュースによると、あちこちの会場でトラブルが起こったようだ。
幸い娘は無事に受けることができた。こんなに複雑な試験を有り難いことだと思う。
現役でセンター試験を受けると願書は学校がとりまとめて出してくれるので、
大抵の場合はひと塊りになって試験を受けられる。ところが、今回、彼女の高校はバラバラにされていた。
周りもバラバラだとよかったのだろうが違ったようで、一つ試験が終わるたびにうるさかったらしい。
「終わったこと話するなって言われてないんだね、K高のやつら!!」 心細さもあったのだろう、不愉快そうに話した。
二日目、普段からよく話をしていた男の子が 「お前こんなところにいたのか」 と探しに来てくれたそうだ。
「思いっきり高いチョコレート買ってもらったんだ」 と美味しいチョコレートを分けてくれ
「がんばろうな」と声をかけてくれたという。 男の子ってすごい・・・と思う。 自分だって一杯いっぱいだろうに・・・感謝。
娘は理科を1教科しか選択していなかったので、二日目は1時間遅く出かけていっている。
入口に自分の学校の先生は見かけなかったが、よその先生がいて「落ち着いて頑張るんだよ」と声をかけてくださったそうだ。
真冬日で零下の中、外で声をかけるために待っていて下さる先生方・・・本当に感謝。
これだけの規模で行う試験、すべての受験生にトラブルが無いということは難しいだろう。
残念なことにそういうことが起こってしまった受験生には、何らかの救済がとられることを祈っている。
だが、こうも思う。このためにはらった努力は、そんな小さいことで左右されるようなそんなちゃちなものではなかったはずだ。
胸をはっていい。胸をはって堂々と志望大学に挑戦してほしい。
二次対策に入ったJKのひとこと
「ねえ、お母さん、記述試験てびっくりよ!数学なのに数字が出てこない!そんなのってあり?」
願いが叶う努力ができますように・・・。