結論、むっちゃ面白かった!
末っ子、学校で“図書委員”をやっている。小学校の時は見向きもしなかった係りだが、中学に入って意欲的に取り組んでいるようだ。それは中学校では、図書の買い入れと言ったこともやらせてもらえ、貸出業務が主だった小学校とははるかにやりがいが違うからのようだ。なによりと思っている。
学校が始まって、冬休み中に貸し出されていた本の返却が一段落したら、2学期に注文していた本が届いたらしい。
図書委員の役得で、目当ての本をいの一番に借りて来た。それが「フリーター、家を買う。」だった。
末っ子は偉くて、自分が借りて来た本でも私に「読む?」と聞いてまわしてくれる。
このたびも自分はまだ全部読んでいないにも関わらず、見えるところに置いてくれた。
私は布団に入ってから瞼が重くなる10分か15分、本を読むことを常にしている。
いつもならそれくらいの時間で耐えれなくなるほど睡魔が襲ってくる。ところが、この本面白くて眠気が来なかった。
翌朝に触るからと己に言い聞かせてやめた時には、半分ほども読み進んでいた。
テレビドラマ化されたとき、二宮君目当てのJKにつられて観ていた。なかなか面白かった。
ドラマも面白かったが、この原作本、それぞれの登場人物の印象が若干違って面白い。それでやめれられなくなった。
というか、この微妙な面白さを持つ話をあのドラマに出て来た役者さん達は、自分の方にきちんと引き寄せてテレビドラマならではの良さを出していたんだと、そちらの方も感心した。
本では、もう少しそれぞれの個性が際立っているように感じた。
私はテレビドラマが先になったが、二宮君や竹中直人、香里奈の顔を浮かべながら文字を追うのが苦でなかった。
実は、あの物語には私が知りえなかったことがまだこんなにあったんだ…見たいな感じであっという間に残りも読み終わっていた。
面白かったおかげで末っ子に迷惑をかけずに返すことができる。