つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

子どもたちが言うには、

2012年01月26日 | 子育て

長男は大学で理科の教員になるべく勉強をしている。その彼が言うには、

「数学ってね、理科のある一部分なんだよ。自然現象の中にある方程式を紙の上で計算していくっていう“作業”が数学で、その部分が得意って言うのは本当に特異な存在で、だから小学校・中学校レベルの算数や数学はもっと理科と繋がって教えたら、数学が苦手とか嫌いって言う子が少なくなるんじゃないかなあ…」

 

大学受験で不得意な政経をやらなくてはならなくなったJKが言うには、

「手も足も出なくてもういやだあと思っていたんだけれどね。 世界史を頑張ってやって、世界史が分かるようになったら政経もなんとなく理解できるって感じるようになった。世界史と政経って同じなんだね!」

 

そういえば数ⅡBで苦しむJKに担任の先生が言っていた。

「数Ⅰをやり直すしかないんです。数Ⅰのどこかががしっとはまっていないから、その上にものを乗せられないんです。数Ⅰが伸びればそれに合わせるように数Ⅱも解けるようになります」

 

センター試験の問題集を片づけるJKに
「すごいよね、こんなに何教科も、母ならこんがらがっちゃってわけわからなくなっちゃう」と言ったら、

「お母さん、勉強ってね、全部一つなんだと思うよ。全然別のものだったら、こんなにあれこれ短い間に詰め込むなんてできっこない!」

 

そうか、国語・理科・社会・算数・図工・体育・・・・・・・全部一つのことしか教えていないのだ、きっと・・・・・

世の中で問題が起こると、なんでもかんでも学校が引き受けて教えなければならなくなることに少々疑問を持っていた。

だが、何をどうとりあげようが、それは全部一つだとしたら、教科や科目は便宜的な仕分けでしかない。

そしてそのたった一つのこと、 それは曖昧な言い方になるが 人格を育てる ということかもしれない。

コメント (2)
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