昨日、久しぶりに友人Oと近くのカフェでガールズトークをした。
次女のことで悶々としている私を気遣って声をかけてくれたものだが、
話を始めたら、どうしてどうして彼女も大変な状況に巻き込まれていた。
ご主人の兄弟の借金…?というたぐいのものだろうか、その後始末の話が回って来たらしい。
金額は聞かなかったが、
「これを片づければ、あとは無いというのであればいいけれど、
これまでのことをかんがえると、これで終わるわけがないと思えちゃうの」
若いころから一攫千金をねらい、宵越しの銭はもたないとぱっと遊んだ人だったらしい。
彼女のご主人は昨年定年で一旦会社を退職。再雇用で仕事を続けているが、給料は激減したという。
まだ、教育費がこれからかかるお子さんがいて不安は測り知れないようだ。
「はっきり言って来てと頼んでいるのに、男兄弟ってああいうもんなんだろうか…?
兄貴に何も言えないんだよね」
大きく溜息をつく……
景気が良くならず、世の中の気分が上がって来ない。
この言い方は好きではないが、勝ち組、負け組の色分けがされて、いったん迷路に入り込むと出口を見つけるのが容易でない。
そのために迷路に迷い込みたくない…という不安が絶えずつきまとう。そういう負の気持ちが、日本をいっそう迷路に導きこんでいるように感じる。
Oに私が何かできるわけではないが、話を聞くことだけはいつでもするからと言って別れた。
女は、それで笑っていられる。 笑っていられれば、きっと道は見えてくる。
今日も、明日も、明後日も皆が笑って過ごすといい。