実家をめぐるいろいろなことに、体調のおもわしくない姉が悲鳴を上げた。
あれやこれや、あちこちに連絡をして姉のサポートの道をつけている。
当然、継母や寄宿させてもらっている子どもたちにも電話をした。
離れている ということが災いして、子どもたちが黄色信号がともってしまった。
それでも、病人が優先とあれこれ手はずをしているうちに、
見えてきたもの、感じてきたものがあった。
ばば の子どものようなやり口だ。
謝罪も含めて婆に電話を入れた。
その話の接ぎ穂に「ところで●●に行くって、聞こえてきたんだけれど」と口火を切った。
やっと教えてもらえた。来月半ばに引っ越すということだった。
その話の流れで、親戚には連絡しているのかと確認した。
私たちに話さないで他に話しているとは、その時には思いもよらなかったから・・・
私も人がいいと思う・・・。
「私があいさつするから、あなたはしなくていい」と執拗に婆は抵抗した。
だが、姉の今後のことなど私一人でこらえきれるものではない。
相談したいから電話をしますと、半ば強引に打ち切った。
親戚に電話をして感じたのは、
知らされていなかったのは私たち姉妹関係だけだったのだということ。
そして、うちの子どもたちの有様がひどいから我慢ならなくて、自分の親戚のもとへ行くことにした。
という流れだった。
なんとも、絶望的な様相だったし、これが最後まで通用すると思っていたんだと呆れかえった。
そーかあ・・・そうだったのかあ・・・・。
笑ってわかれると、心に言い聞かせている。
とりあえず仕事先に来月の休みの調整を頼んでみようと思う。
物事はその立場から正義が違ってくる。
私がこれくらいは許されるだろうと甘えてしまったことが、あの人には許せなかったのだろう。
私の甘えがすべてのもとだ。でも、と思う。
じゃあ、あなたは何をしに私たちのところに来たのか?